JBLのパラゴン(PARAGON)は板を湾曲に切断する以外に、板そのものが曲がっている部材があるのです。
解り難いですよね~
よくネットで見かける内部図面に赤で記しました。
赤の部分が、昨日作ったドライバー(中音スピーカー)とツイーター(高音スピーカー)を取り付ける壁材です。
これを曲げるのです。
凄い勢いで曲がってますでしょ!(笑)
パラゴンの自作を始めて、徐々に木材の事が解って来ましたが、当初この部分は長方形の木をエィ・ヤァ!と曲げれば出来ると思っていました。ハハハ・・・・
それで、厚さ6.5mmのフィンランドバーチ材を購入しました。
オリジナル・パラゴンは他辺比率からどう考えてもこの部分の厚みは12~13mmと踏んでます。
さすがに、12mm厚の1枚板は曲がらないと大人の解釈(?)をして、6.5mmの板を2枚重ねて13mmで仕上げようと企んだのです。
先日これを、まぁ~試しに、とりあえず1枚を “エィ!・ヤァ!”と曲げてみました。
ビクともしません!
“また、また、御冗談を。 6.5mmだと思って手加減してやったら調子に乗りやがって!”
今度は体重を掛けて、“コノヤロ―、観念せい~!”と・・・・
まったく曲がりません! 頑固な奴です!
焦りましたね~!
たかだか6.5mmですよ、小生の頭髪は9mmですよ!こんなにフニャフニャでへなちょこなのに!(笑)
もぉ~~、もぉ~~~~、モォ~~~~~~~~~~~~~~~~!!!どうするべ????????
悩んで・考え・のたうち回っての苦節6日間の末に、魔法をかけて曲げました!
もぉ~~、ぐにゃぐにゃです(笑)!
しょ~~もないウソです。
実は、裏側に細かく溝を切りこみました。
この溝の深さが大変で、浅すぎても曲がらず、深すぎると折れてしまいます。
難しいんですよ、1/10mm単位のノコ刃の調整が、(あっ、手ノコじゃありませんので・・・機械のノコ刃の事です)
また、材料の大きさ(面積)によってもタワミ具合が変わりますので、とても苦労しました。
午前中いっぱい、ほぼ横切り盤を独占して溝を切り倒しました!
一旦、ノコ刃の高さをセッテイングしたら、途中でやめることはできませんので、機械待ち渋滞を発生させてしまいました。
同級生の皆々様、申し訳御座いませんでした。
まぁ~~~~、切りましたね!
3時間ぶっ通しで・・・
昼休みに計算しました。
1枚の板に113本の溝。それが4枚。
溝切りの長さ、なんと合計:563メートル!
それにしても、オリジナル・パラゴンは如何にしてこの部材を曲げているのでしょうか?
誰か、御存知の御方が居たら、教えてください。
先日、人生初の生パラゴンを体験した喫茶「古処」 で、ここの部分を拝見しましたが、他で使われている合板やパーチクルボードとは材質が完全に違っているように見受けられました。
なんか、ツルツルしてました。
樹脂コーティングでもしてあるのかな?
中に芯材が入っていて、それを覆っている感じです。
大概の事は、食らいついたら離さない「元祖スッポン根性!」で調べに調べて、得意の妄想・空想・想像を駆使して理解してきましたが、今回だけは謎が解けません!
が、しかし、ここの部分はスピーカーから発せられた音様がお通りになる大切なお道なので、ヤワな材料ではダメだと思ってます(根拠のないモリモリ偏見まみれの私的解釈によればですよ)
なので、小生のパラゴンは13mmのフィンランド・バーチなので、硬さはこの上ありません。
もぉ~、そりゃそりゃ、カチカチの壁がスピーカーから発せられた音達を
“貴方達、サッサと向こうの出口から出て行きなさい!、ダメダメ、体当たりしたって、すり寄ったって、私達、ビクともしませんから!”
てな、感じで、音の立ち上がりを早くしてくれること間違いなしです!・・・多分・・・・切望します・・・
まぁ~、それもこれも、ちゃんと出来上がっての話ですが・・・
今日は、リチャード・ボナを聴いてました。
カッコいいですね~!
久々に、ご一緒にどうぞ。
・「リチャード・ボナでDipitaです」
数ある名曲の中でも、これ好きです。 色っぽいですよね~、二日酔いの気だるい朝には最高です!
うなずいてる同級生がいるはずです。
小生の下宿「別名:サパー・ナイト・クラブ・HARADA」では宴の翌朝は必ずながれています(笑)
・せっかくなので、スラップ・ベースも聴いておきますか、56秒なのでスグ終わります。
「多分 Groovin'の後半だと思いますが・・・画像/音悪しです」
気分を新たに、明日も頑張ります!
パラゴン(PARAGON) ・ JBL | trackback(0) | comment(2) |
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クロモリです、おはようございます。こういった部材は(スピーカー自作ではポピュラーな方法ですが)「曲ベニヤ」というよくしなるベニヤ板を何枚も重ねて接着し任意の厚さと形に整形するのです。加工もし易く、そう高くない部材ですよ。
http://www.tagiya.co.jp/magari.htm
http://www.hokushin-plywood.co.jp/commodity_list/list08.html
2012/02/01 06:22 | クロモリコウ [ 編集 ]
情報有難う御座います
クロモリさん。
こんにちは。
情報有難う御座います。曲げべニアの会社や画像まで送って頂き嬉しいです。
そうですよね~、曲げべニアで加工すれば苦労せずに済みました。
迂闊でした。
実はリフレクターは曲げべニアの積層で予定しているのですが、ここの部分はドライバーとツイタ―のバッフルになるので、硬板のフィンランドバーチに拘った末の苦悩悶絶でした(笑)
やってる事が本末転倒のオンパレードで苦笑いの日々です。
また、いろいろと教えてください。
2012/02/02 05:26 | HARADA [ 編集 ]
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