新作です!
バインダーです!
写真にはありませんが、カバーが360度回り、裏側に折り返せます。
サイズはA4用紙サイズです。
左が欅(ケヤキ)で右が松です。
内側は、こんな感じです!
2つとも四国の老舗情報誌で活躍されているK様からのご注文品です。
7月にご注文頂き、長らくお待ちさせてしまいました。 K様、申し訳御座いませんでした。
お仕事柄、取材でご使用されるとの事で、内側にポケットを付けて欲しいとのご依頼でした。
樹脂シートや、帆布などが思いつきましたが、雰囲気を台無しにしてしまったり、折角の杢目が隠れてしまったり…
随分悩んだ結果、木綿の縒り糸で編み上げてポケットにしました!
こんな感じでお使いいただけます。
なかなか、いい感じです!…伝家の宝刀!自画自賛!…です
このおかげで、表板のステッチもイイ感じに仕上がりました。
長らくお待たせしておいて言うのも何ですが、先月末に今では貴重な地松の1枚板が運良く手に入りました!
それで仕上げたのがこちらです。
力強い杢目がイイ感じです!
山車の模型を作った時にいろいろ研究したのですが、ここ知多半島は海辺に面しかつては地松の中でも黒松(雄松)が多く生えていたそうです。
山車の車輪(ゴマ)はその地松を輪切りにしたものを使っていたそうです。今はそんな大木が無く苦労されている事も聞きました。
そんな貴重な地松です。
またこれは地松の中でも此方では「ジンタ」と呼ばれる赤身の部分で、松明(タイマツ)にも使われる珍しい種類です。
試してみると、意図も簡単に火が付きました!
他の木では、こうは簡単に燃えません。
「タイマツ」が何故「松明」と当て字になっているのか、なんとなく理解できました!
「なんとなく」では納まらない性分なので調べました。
語源としては、タキマツ(焚松)とタヒマツ(手火松)の二つの説があるようです。
祭りなどの神事で、神聖な火を運ぶものとして使われたことがその始まりの様です。
そこには、強く、旺盛な生命力を尊んだ意味合いが含まれてるようです。
もうひとつは、欅で仕上げました。
杢目が十分お仕事してくれてます。
ダイナミックで流れるような曲杢は、生命力がみなぎる「長命の木」として好まれています。
僕も大好きな木です!
どちらも銘木ならではの意味深さがあります。
折角なので、留め具や蝶番など異なる仕様でそれぞれ仕上げました。
…けっこう細かいことしてるのです(根が繊細なので:笑)
正直、市販の紙や樹脂などのバインダーとは比べものにならない位に、重くて・厚くて・使い難いですが(笑)、雰囲気は抜群!
・・・・だと自負してます
K様にもその旨は正直にお伝えしましたが、「雰囲気重視で、重さは筋トレだと思って乗り切ります!」・・・と心強いお返事でご注文頂きました。
末永くお使い頂ければ幸いです。
ホームページはこちらです!
Woodwork Studio AH_CHACHA WA_CHACHA GHICHONCHON!
木工房「あちゃちゃ・わちゃちゃ・ぎっちょんちょん!」のホームページ
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