久々の更新ですが、③・④の製作に入っています!
持論です!
今回みたいな今までの経験値では計り知れない物創りで重要なのは…
最も重要なのが、図面
次に、冶具
その次に、加工方法
だと実感しています。
特にWE15Aのように、「良い音を奏でる」ことしか考えておらず、その為ならば製作性の効率や作り易さなど一切無視して矛盾が有ろうが無かろうが…可能だろうが不可能だろうが…無理やりでも木をひん曲げちゃうような無理難題の雨あられ的な造形物は先の3つのファクターがとても重要だと考えます。
この③・④、ある意味今回の最大の難関でもあります!
納品まで1ケ月を切って時間が無いのと、毎夜を徹しての全身全霊渾身の図面が机上の偉大なる大空論と相成っているので…
(自信満々に描いた図面が、作業を始めた途端に一瞬にしてコッパ微塵の燃えるゴミになってしまう…つまり図面が間違っている)
製作を進めながら、図面を修正しながら、時折泣きながら、進めています。
様々な写真をトレースしながら、形状や寸法を算出していきます。(精度を詰めていくと言った方が的確かもしれません)
こんなに緻密に進めながらも…
「ハイ!残念!…誠に遺憾に存じます!」
既に5作目!
寸分の傾きもなく真横から撮られた写真など無く、3次元に曲がった曲線の奥行寸法など2次元の写真や図面では容易に判明出来るはずもなく…トライ&エラーで精度を詰めて行くしか方法がないのですね!
実物が有れば採寸もできるのですが…無いので(号泣)
こんな方法で、本当に大丈夫か?
虚勢まみれの根拠のない自信が崩壊しそうになります(笑)
でも世の中には同じような方法で、マクラーレンF1という当時の価格が1億円くらいだった超スーパーカーを8年掛けて350万円で作ってしまった凄い人がいました。
彼も製作するためのニュース・ソースは人様の撮った写真を分析し、ブログでリサーチするのだそうです。
タマゲます!
またこの御方の言い草が痺れます!
「本物のマクラーレンの250分の1の生産コストですが、本物とは交換しない!」…と言っています
…本物のマクラーレンと交換して欲しいと名乗り出る人がこの世に存在するのでしょうか?
また、「自分の車を作るのと、本物のマクラーレンを買うのは全く別なのです!」、「自分の車を作る人は、車を買う人とは違います!」、「マクラーレンは素晴らしい車です。一目惚れして作る事を決めました!」
カッコ良いですね~!!!
レプリカとか複製とかコピーとか…そんな次元では無いモノ言ですね。
発想は一緒なんですが・・・
復元だからこそ、オリジナルに忠実に…これが結構な重圧なのです。
そうでなければ…「ここは、こんな具合で…まっ、良いか!」と妥協出来ますので。
負けちゃぁ~いられない!
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