お祭り当日の山車は3方(横と後)を幕で覆います。
半田に存在する合計31台の山車には、それぞれ異なる刺繍が施された幕で飾られます。
そして、この幕で何処の地区の山車か見分ける事が出来るのです!…今更、気づきました!
これは、お客様が特別に誂えた模型用の幕です!
特にこの水引き幕は彫刻同様にお客様のこの山車の模型に対する情熱を表す1品です!
これ、全刺繍なんです。
ワンポイント刺繍と違って、ちょっとそこらで簡単に出来る代物ではありません。
また、このボンヤリした雰囲気は現代の機械刺繍では出せない味なのです。
例えば、機械刺繍ですとこんなハッキリした輪郭になるのです。
チョッとした用件でお客様と刺繍屋さんを訪ねた際に
「これはこれで良いんだけど、今回は違うんだよね~」…とお客様のこだわりを知ることとなりました!
そう言われてみれば、その通りなのです。
大幕の裏は正絹です。
これは、御簾(みす)と言います!…すだれ(簾)を丁寧に言った表現です。
これは客様の自作なのです。緞子(どんす)で飾ってます。
この御簾も最初はもっと目の粗いフェイクのものだったのですが、こだわって本物の御簾を使っています。
イイ感じになりました!
…完成時には、これに房飾りが付きます!
が、緑色の房飾りがなかなか無いそうなのです!
この様に木作業以外の部品や装飾品はお客様自身でかけづり回りながら揃えて頂いてます。
因みに、昨日の七五三縄(しちごさんなわ)もお客様が青く染めた綿ロープです。
これも、径が4mm・6mm・・・などなどいろいろと試し、2mmのロープに落ち着きました!
僕の仕事も記します(笑)
脇格子(わきこうし)を脱着式にして欲しいとのご要望でした。
ある御方に見せて頂いた資料によりますと、「くさび」で柱に留めているのです!
なので、再現しましたが…脱着にはピンセットが必要です(笑)
と、この様に細々とした作業も一つ一つ済ませ…
完成までもうチョッと!…のつもりです!(笑)
日毎に形になって行きます!
残すは幕の装飾とお客様が新たに誂えてる必殺部品を待つばかりです!
そして、暫くは久々の大きくて重い材料との格闘が始まりました!
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Woodwork Studio AH_CHACHA WA_CHACHA GHICHONCHON!
木工房「あちゃちゃ・わちゃちゃ・ぎっちょんちょん!」のホームページ
山車(模型)の製作日誌はこちらにまとめています。(レイアウトが崩れる場合はパソコンで見てください)
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