今日は、怒梼の一日だった。
先ずは朝一で予約(別名:排他的非合法占拠法:朝1番に登校して、勝手に機械の上に材料をおいてクランプでセッティングしてしまう手段)をしておいた横切りでビィ~~~ンと切る(軽快だ!)。
次に、連日に渡る真夜中の潜伏調査(別名:必殺舐めまわしネット検索)で先日(12月9日に)苦悩した側板一枚?or桟も含め2枚?の答えが見つかったのでジグの調整をする。
なんとあるオーディオ店がパラゴンをひっくり返して撮った拡大写真を載せていた。
凄い!この写真にこんなに踊躍歓喜するのは、日本広いしといえども小生だけでしょう!。
ルーターで切り直すと、な・な・なんと、墨付け線にドン・ピシャリとルーターの曲線切りが合ってしまった。
トレビア~ン!(またまた軽快だ!)。
この勢いで次はブーメランみたいな底板切りに掛る。
これは一枚の板から2つの部材をルーターで切り出す方法を取るためジックリ・ジックリ作戦を練ってきた。
その方法論に則って材料をセットし、ジグをセットし、ヤルぞ~~と息巻くが、あらあら、材料もジグも固定できない。
材料が広すぎてクランプが掛らない事と、ブーメランみたいな形をいっきに切りぬくので、ジグが材料に固定できない。
さすがだ!この思慮の浅さ!
あ~だ・こ~だと重い材料をあっち向け・こっち向けしていてもラチが開かず、“先生~~い!”と助けを求める。
さすが先生、瞬時にいろんな方法を教えてくれて、材料と・ジグをしっかり固定して切り出す事が出来た。
これを4枚切り出さなければならない。
材料が厚くて硬いので、まぁ~~~~時間が掛る。
でもこれがグットサウンドの源なので、エンヤ~・コ~ラと頑張るが今日は2枚しか切りだせなかった。
途中だった留め定規はチームの御仁によるナイス・コンビネ~ションの匠技で仕上げてもらい、先生が試運転で精度を出してくれる。
見事な手さばき!華麗な技のオンパレードで、あれよ・あれよと加工して行く。
凄い!凄すぎる!
とにかくこの留め接ぎに関しては、ずぅ~~~~~~~~~~~~・・・・・・と考え、悩んできた。
先ず、見たことがない継ぎ手だった。
必殺漁夫の利ネット検索(どこかの木工サイトで紹介されてないか必死に調べる手段)にも、教科書にも、書斎(図書館のオール書物)でも・日本古来から受け継がれる伝統的継ぎ手に関する高価な本(若きホープの所有)でも見つからなかった。
この若きホープの御仁はこの継ぎ手を “斜め本核矩矧ぎ(ななめほんざねかねはぎ)” ではないかと推測してくれた。
さすがだ〇さん!
さっそくネットで検索してみた。
見事に存在しなかった!(笑)
そんな・こんなの継ぎ手を、先生は2・3日前にヘタな絵を見せただけでササッと作ってしまった。
直立不動で一同敬礼!の心境だ。
早速実際の部材で作業に取り掛かる。
重い材料なので、チームの皆に手伝ってもらい・見守ってもらう。
いつも優しい。
後は横切りでサネだかホゾだかの長さ調整を残すも、見事に完成!パチパチ。
感動。やばい涙腺が!!
それにしても、先生の知識・技にはアッパレだ。
卒業したら1人で全てを取り仕切らなければならないので、今回の製作に当たっては、誰にも頼らず自分で方法論を導き出し、それが不安な場合や正誤性を確認したい場合のみ先生に聞く、という大層グレイトなスタンスを決め込んでいるが、ことごとく頓挫し、道に迷い、袋小路に入り込み、勝手な思い込みが現実乖離し、うぁ~~~~~~と叫んで先生に助けを求める。
ことが折々、いや度々ある。
予兆なしに次々と無理難題を尋ねるも瞬時に解決策を明示してくれる先生方には言葉で言い表せぬほど感謝・感謝・Thank you very very much from the bottom of my heart ! メルシー!グラッチェ!
感動と感謝の1日でした。
そして、もう一つの感動秘話。
「〇氏ご邸宅用 特別お誂え お靴お入れお箱」 通称、“下駄箱”がついに完成!
チームのみんなで作品を囲んで記念撮影をする。
やばい、また泣きそうになる。
凄く上品な作品が出来上がりました。
チームの皆さま、お疲れ様でした。
パラゴン(PARAGON) ・ JBL | trackback(0) | comment(0) |
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