昨日のお約束通り…
表彰式が終わり帰るばかりだったのですが、
思い起こせば、久ぁ~~~し振りの自由時間。
折角三河方面(安城)に来たので、このまま帰るのは良心の呵責さいなまれ(笑)、
「そうだ!あそこへ行ってみよう!」
と知立方面へ「びゅぅ~~」っと車を走らせたのでした。
実に効率的な行動です(笑)
目指すは、老舗ジャズ喫茶「グッド・ベイト」
先日、お客様に教えてもらいました。
近いようで遠いのでなかなかチャンスが無かったのです。
「グッド・ベイド」…良い名前ですね!
大好きな「コルトレーン」のアルバム「ソウル・トレイン」に入っている曲名です。
とても気さくなマスターでして、
親切に、いろいろお話させて頂き、大切な資料まで貸して頂き、いろんな御方を紹介して頂き、コーヒー1杯で申し訳御座ませんでした…です。
で、何が凄いと言いますと
先ず、鳴っているスピーカーが、あの銘器 JBLのオリンパスなのです!
(奥の横長のスピーカーです)
サランネットを外して本体を見せてくれました!
このオリンパス、語らずには居られません(笑)
発売はパラゴンと同時期の1960年の始めです。
最終価格が70年代で1台65万円なり~!、ですので、相当凄いですよね。
ユニットはパラゴンと同じ名器LE15、375、075を使ってます。
見た目も迫力がありますでしょ!
大きな38cmウーハーが2機〝ドーン”と入ってます。
…が、実は左側のユニットは「ドロンコーン」と言いまして、見た目は普通のウーハーなんですが、ボイスコイルのないコーンだけのユニットで、自分で音を出しません!
これがオリンパスの特徴なのです!
右のウーハーの背圧(後ろから出る音)を利用して、コーンの共振点でコーンを動かすのです。
受動的動作をするため、パッシブラジエータと言われます。
つまり、左の大きなスピーカーユニットは音を出す電子部品を持ってないので、電源も何も繋がってなく、お隣のスピーカーユニットが頑張って震えて震えて音を出しているのに便乗して、その勢い(箱の中の音圧)で自分も自然と震えちゃう!
で、音が大きくなっちゃう!
てな感じです…多分(笑)
実にナマケモノなのです!
ドロン(drone)はナマケモノと言う意味なのです!
で、「ドロンコーンじゃぁ~印象が悪いべ」ということJBLではこれをパッシブ(受動的)ラジエータ(PR)方式と呼び始めたとか…
是が非でも本物を見て聴いてみたいと思っていたスピーカーなのでした!
でまた、このオリンパス、珍しい事にサランネットが布地なのです。
オリンパスと言いますと、下の写真の様に七宝組子のサランネットが有名です。
日本古来の和室建具の飾りとして使った「組子」をスピーカーに取り入れる辺りが、JBLはなかなかやります!
当時はオーディオが高級家具として君臨していた象徴ですね!
調レアなオリンパスを見る事が出来ました。
また、マスターがいろいろとチューニングされてますので、良い音がするんですね~
興奮していて確認するのを忘れたのですが「ボレロ」が鳴っていました。
肘打ちらしき音も聞こえたので…山下洋輔さんでしょうか!(違うかな?)
ドラムと一緒に物凄い音で〝ガーン!”〝ドーン!”と前へ出てきました!
店内は壁一面にレコードが置かれてました。
相当な数です!
「凄いですね~」なんて申し上げれば
「納まりきらなくてねぇ~、こっちに・・・」なんて見せてくれました。
お店の裏側です!
「うひょ~~~~!!!」てなもんです!
ぶったまげて、ぶっ飛びました!
レコードの数が、3万枚! だそうです。
さん・まん・まい
ぶっ飛び、アゲインです!
この日は三重からお客さんが来ていました。
ではでは、店名でもありますコルトレーンの「グッド・ベイド」です
こんなミドルテンポの心地良い4ビート!な雰囲気のとても心地良いお店です!
…伝わり難いですか(笑)
心地良いのです!
ホームページはこちらです
木工房「あちゃちゃ・わちゃちゃ・ぎっちょんちょん!」のホームページ
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