今作っている商品に塗布するオイルを探して、西へ東へ奔放してました(笑)。
昔と違い、ホームセンターやインターネットで何でも手に入る時代ですが、
「今すぐ!」「コレ!」・・・となると、なかなか思うようには行きません。
で、お世話になっている木工所のお師匠に相談すると、いろいろと面白い話が聞けました。
中でも、日本古来の伝統的なオイルで、昔の番傘(紙を貼った和傘)や桐油紙(とうゆがみ)に塗った荏油(えあぶら)に心くすぐられました(笑)。
僕の住む愛知県半田市に、その油を売る油屋さんがあると聞き、またその油が量り売りで・・・
空の一升瓶を持って行って、そこに入れてもらう!
・・・・面白いでしょ!(笑) エコロジーだなぁ~。
もぉ~、「今すぐ、行って来まぁ~す!」てな感じです。
お師匠の奥さんが空の一升瓶を持たせてくれて(優しいのです)・・・行ってきました。
愛知県半田市本町の油佐商店です。
創業1866年(慶応元年:江戸時代幕末)
老舗ですね~、どれくらい昔かと言いますと、この年に薩長同盟が成立、ドストエフスキーが「罪と罰」の連載スタート。
・・・・・と、ウィキペディアに書いてありました(笑)
で、いろいろと油佐商店の御主人が荏油(えあぶら)の事を親切丁寧に教えてくれました。
凄いですねぇ~!、100%ピュア・オイル。
もともと、このお店で油を搾っていたというのですから驚きです。
半田に住んでいて恥ずかしながら全く知りませんでした
で、早速持って行った一升瓶を・・・・
「いやぁ~、一斗缶からその都度量り売りしてたど、重いし、こぼす量が多いので(笑)・・・去年やめちゃった。」
・・・・と、何ともほのぼのしたお答え(笑)
で、容器に小分けしてある荏油(えあぶら)を販売してました。
僕の様に、スポット的に使用するにはとても有難いのです。
早速作業場に帰って塗ってみましたが、とても良い感じなのです。
超~自然な風合いで、望み通りの薄化粧!(笑)
ただ、少々難点は乾燥に時間が掛かる事です。
しょうがないですよね、ピュアですから(笑)。
やはり、いろんな所で噂を聞きつけてこの荏油(えあぶら)を買いに来るそうです。
19世紀にタイムトラベルなひと時でした(笑)
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