1週間の進捗で~す!
いよいよ、高欄(こうらん)部分に突入です!
「高欄」とは、簡単に言うと、「てすり」のことです。
よく神社仏閣で見る、この部分のことです。
山車の場合は床の構造が少々複雑でして、模型にした場合は、ミリ単位の凸凹を無視すれば簡素化出来ますが、省略なしで真面目に取り組んでいます(笑)
…なので、少々細かいですがお付き合い願います。
先ず、斗栱(ときょう)の平肘木に「縁がしら」が乗ります。
そして、角には「須佐:すさ」が組み込まれます。
そして、「真桁:しんげた」と「縁がしら」の間に「高欄床板」がハマります。
同じ欅(ケヤキ)ですが、色合いの異なる別々の材料を使って、部材の種類が区別できるようにしました!
真面目な性格が如実に表れています!(笑)
そして、その上に「見付床板:みつけゆかいた」が乗ります。
ややこしいですね(笑)…
くじけず、作りました!、そして組み込むと・・・・
折角区別できるように作った「縁がしら」をすっぽり覆ってしまいました!…ガビ~~~~ン!!です。
意気消沈しながら、次は「見付床板」の上に乗る「地覆:じふく」です。
外から見ると忠実に3層になっています!…言われないと気付きません(笑)
そして、その上に「斗束:とつか」が組み込まれます。
ここで、息切れです!
1週間で7cmも高くなりました!…スカイツリー以上の難工事です!
…な訳ありません(笑)
まだまだ、続きます!
ちょいと前に深夜TVで「フラワーカンパニーズ」を見ました。
名曲「深夜高速」…久々に聴きました。
「生きててよかった~、生きててよかった~」…ってサビの歌詞が「重い!」と思ってましたが…
改めて聞くと…イイですね~
ヘッドライトの光は 手前しか照らさない
真暗な道を走る 胸を高ぶらせ走る
目的地はないんだ 帰り道も忘れたよ
ちょっぴり、シンパシーを感じる(笑)
同じようにシンパシーを感じた(?)斉藤和義もせつせつと歌っています!
本家本元!
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昨日・今日と毎年楽しみにしています「岡崎ジャズ・ストリート」が開催されていますね!
http://www.okazakijazzstreet.com/
が、昨年に続き、今年も所用で行けず!(号泣)
お時間があれば、ぜひぜひ僕の代わりに…楽しんできてください!(笑)
今年は、あの「森山威男」さんが出演されます!…見たかった!
日本のフリージャズの草分け、初期の「山下洋輔トリオ」のドラマーですね。
フリージャズに全く興味のなかった20代の頃、でも山下洋輔の書物は大好物でした!(笑)
その中で語られるハチャメチャぶりに感化され、森山威男の超パワフル・ドラムに度肝を抜かれました!
今のようにyoutubeもない時代、著書から大方の予測はついてましたが・・・
TVで見たこの演奏で…
ちょっと近寄り難い、激しいスポーツ(いや格闘技)である事を学びました!(笑)
では、もうちょっと最近の演奏で(…といっても30年前ですが:笑)
8分過ぎからの森山威男と小山彰太のドラムソロ・バトル、圧巻です!
と言う訳で、ジャズの誘惑にも負けず、頑張ってジワジワ進行中です!(笑)
高欄(こうらん)は完成です!
内側の眺めもイイ感じです!
また1段、迫力を増しました!
次は「上山:うわやま」に掛かります!
息つく暇も有りません!…でも生きてます(笑)
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上山(うわやま)の製作に掛かっています!
部品の製作に当たっては、日本古来の建築技法を学ぶ絶好の機会なので各部品の云われや意味合いを研究しながら進めております!
実に研究熱心なのです!
…と言うのは、ウソでして、ただ「漢字」が読めないので調べてると、ついつい深みにはまってしまいます(笑)
上山とは、山車の最上部のことです。
多分一番重要な部分…と勝手に推測しています!
何故なら、「山車」は文字からも形からも「山」を模して造られたものです。
上山(うわやま)は正しく、山の頂を表した部分なのです!(…多分)
日本古来の民間信仰では、神は山岳や山頂の岩や木を依り代として天から降臨するという考えがあります。
そしてその山を模した山車で町を練り歩くのには、あまねく山の恵みと神のご加護が全ての町に、人々に行き渡るように…との願いが込められているのです!(…多分)
…とウィキペディアを斜め読みして学習しました!
こんな程度です(笑)
しかし、いざ作となると、そういい加減にも言ってられず、可能な限り忠実に実車を再現するために先ず写真から構造を理解する所から始まります。
その写真もいつの間にやら700枚になりました。
該当する部分の写真を上から下から舐めまわして、構造を理解し図面に起こします。
と、こんな具合に進めるのですが、撮った写真がいろいろな地区の「山車」が混在してまして・・・・
注意しないと時折、エライ目に遭います!(今回は難を逃れましたが)
長くなりそうなので…次回へ続きます。
注意したつもりなのですが…別件です!(笑)
昨夜、お客様の処へある物を届けに行ったらサイズが100mmも間違っていて、冷汗三斗・顔面蒼白・身の置き場に困り、穴が有ったら入りたいと恐縮しつつ、穴を探していたら、あれよあれよと、コーヒーを頂きながらレコードを2時間も聴かせて頂きました(笑)
やっぱり、レコードはイイですね~!!
と言いますのも、連休は「岡崎ジャズ・ストリート」に行けなかった腹いせに、レコードの整理をしながら、オーディオが壊れたままなので、Youtubeでその音源を聴きながら、ホームページのメンテナンスなぞをしておりました。
Youtubeでさんざん聴いた音源のレコードを、お客様のバリバリのオーディオで聴くと、その差は歴然です。
youtubeでしか紹介できないので、その感動は伝わりませんが、曲がカッコいいので、紹介します!
「JOSHUA:ジョシュア」
マイルス・デイヴィスの63年に発表された名盤『セブン・ステップス・トゥ・ヘブン』に収録。
ハービーハンコック、トニーウイリアムスが初参加した記念すべきアルバムですね。
ここから、第二期黄金クインテットが始まります。
で…10年もすると、こんな風になっちゃいました!
更に、10年経つと、もぉ~手がつけられません!(笑)
しかし、僕はこんなエレクトリック・マイルスが大好きなのです!
マイルス大先生の変身振りが気になる御方は、こちらのページでお楽しみください!
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昨日の続きです!
我が町、愛知県半田市には、地区毎に合計31台の山車が存在します。
それぞれの山車には見た目の装飾以外にも固有の特徴があります。
例えば、有る地区の山車は海浜で引きまわします。
なので、重心を下げて安定させるため、他の地区の山車に比べて車幅が広く、高さも低く作られています。
…と教えてもらいました。
と言う訳で(昨日の続きになりますが)、参考資料の700枚の写真もよく注意しないと、サイズや仕様の異なる部品を作ってしまう事があります。
何事も慎重で、注意深くて、頭が切れて、頭脳明晰な私!
…たびたび失敗します(笑)
ご依頼の山車は半田市乙川地区のある山車なのですが、写真を見ただけでは区別が付きません…でした(最初は)
全部一緒に見えました。神社仏閣を観光する外国人観光客と一緒です。
前職で海外の取引先を日光東照宮に連れて行ったのですが、「あぁ~!!、ここ知ってる!、前回来た所だ!」とぬかしました。
「そりゃ、京都だ!」…と優し教えてやりました。
どの山車も全部一緒に見えるのも、そんな感じでした(笑)
因みに、そのフランス人の彼、京都の有名処をくまなく案内するに従って口数が少なくなり、関心も示さず、ただただ時間が過ぎました。全く興味が無かったのだと思います。
しかし、大阪の道頓堀で「かに道楽」を見るなり
「WOW! WOW!! WOWWWWWWW!!!!!!!~~~~」と雄叫びをあげ、
とどめに「えび道楽」を見せると
「ジィ~ザス!ジィ~~~~~~ザス!!・・・カメラ、カメラ~~!!」
狂喜乱舞し始めました!
…全く関係ない話ですみません。
で、上山なんですが(笑)・・・
順調に図面を描き上げ、部材作りをしている最中にふとした疑問が湧き、写真で調べました。
すると!!
斗栱(斗組)が3つも付いているじゃぁ~ありませんか!
「ジィ~ザス!ジィ~~~~~~ザス!!・・・ワオワオワオオオオオオ~~!!」てなもんです!
しかし、私、この道たったの1年!の大ベテランですので(笑)、深く深呼吸をして検証した結果、この写真はほかの地区の山車である事が判明しました。
作ろうとしている山車の写真はこちらです。
斗栱(斗組)は2個でした!…めでたしめでたし。
これはほんの1例ですが、31台それぞれの山車によって作りが異なりますので…注意が必要です。
そんなドキドキな事もありましたが、上山の斗栱(ときょう)は出来上がりました!
3ケ所目の斗栱(ときょう)なので、多少は要領を得ましたが決して簡単ではありませんでした。
でもしつこいので、その苦渋悶絶ぶりは省きます(笑)
今回は、それに加え肘木(ひじき)の厚みを、0.25ミリ太く作ってしまい、調整に苦労しました!
たったのコンマ25mmですが、これがこれが…肘木が組めないのです
そして、これで晴れてう斗栱(ときょう)作りから卒業かと思いきや…
壇箱(だんばこ)にも斗栱(ときょう)付いていることを今さらながら発見!
やっぱり、まだまだ解ってない!…と確信を得たのでした(笑)
そして掛ってます!
最後の斗栱(ときょう)作りが終わったら、ついに上山の屋根に掛かります!
長々とすみません
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寒いです!
先週末から風邪をひいてます。
ブログの更新は出来なくとも、バリバリ仕事はこなしています!
酒宴にもバリバリ参加してました!(悪酔いもバリバリでした:豪汗)
しかし、調子こき過ぎてさすがに昨夜はグロッキーでした。
…と言う訳で、進捗です!
壇箱の斗栱(ときょう)は完成です!
これで、斗栱とはオサラバです!
壇箱(だんばこ)の縁頭(ふちがしら)を斗で受ける仕組みになっています。
仮組した状態です。
黒壇の艶を出すために「必殺えごま油」を塗布しました。
乾燥促進剤の入った市販の塗装用オイルと違い、天然100%の自然搾り油のため、直ぐに固着することがないので、細かい部分も丁寧にじっくり塗装が出来ます。
オイルのベトベト・ブツブツ・凸凹が残らないようにと、慌ててふき取って
「ボキ!」
「ぎゃぁ~~~~~!!!!!」
…てなことが有りません(笑)
そして何より、この艶!
同じ欅(ケヤキ)か!!…と言うぐらい艶めかしく 重厚になります!
ちなみに、このオイルは本来、高級食用油です!(笑)
≪必殺えごま油:詳しくは、こちらを⇒「亜茶和千屋 祇知恩知恩油」≫
そして、上山(うわやま)に戻ります!
前回、斗栱まで作りました!
その上に「上山虹梁(うわやまこうりょう)」と「平桁(ひらげた)」が載ります。
因みに「虹梁:こうりょう」とは「虹」の名の通り緩やかに湾曲した形状に由来する梁(はり)の事です。
「平桁(ひらげた)」は地味な形をしていますが、屋根を支えるとても重要な部品です。
長さは屋根の内寸にキッチリ合わせなければなりません。
そして、その内側にこんな部品が組み込んであります。
この上に「皿天:さらてん」と言う天井を載せるための梁のようです。
名前は解りません、「上山板枝輪:うわやまいたしりん」か単なる「肘木:ひじき」と言うのだと思います。
ややこし~~いです!、でもこの写真を見てしまったので…再現せざるを得ません(笑)
で、調べたら、こんな天板で両サイドを塞いでました!…ので、再現せざるを得ません(笑)
そして、「皿天:さらてん」が載ります。
因みに、屋根が被るとこの部分は全く見えなくなります
地べたに寝そべって、無理な体勢で模型の中を覗き込むと…
…かろうじて格子天井が見えます!(笑)
因みに、壇箱の屋根「前棚大屋根」にもこの皿天が有ります。
…なので、モチベーションが下がらない内に作りました(笑)
こちらも“虫の目線”でないと見えません(笑)
まだまだ続きます!
続いている!…と言えば、40年だそうです。
別件です!(笑)
風邪をひいている間に、外道がデビュー40周年記念アルバム『魂の叫び』を発売したようです。
収録曲は外道の代表曲のセルフ・カヴァーを中心に、新曲を加えたまさに鉄板の内容らしいです。
中でも大好きな「香り」や「ビュンビュン」を“外道”名義では初となるスタジオ音源の収録は最大の驚き!…とみんなが万歳しています(多分、いや必ず:笑)
では、先ず新曲から…
まだスタジオ録音の音源は出回ってませんので(当たり前ですね)、懐かしの映像です!
毎回こればかりですね(笑)…でもカッコいいので良いのです!
カッコいいですね~
…と同感な御方は、こちらに「ビュンビュン」も有ります(笑)
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いよいよ屋根を載せる「泰平鰭・泰平べり・太平びれ」と棟木を作りましたので…
何だか我慢できなくて…ムリムリ屋根を載せてみました!(笑)
この屋根はお客様が特注で誂えた彫刻品です。
壇箱にも同じように「泰平鰭・泰平べり・太平びれ」と棟木を作り…屋根を載せてみました!
何だか、形になってきました!…気がします(笑)
取敢えず、今ある部品を載せてみました!
ムムム…何だか…イイ感じ!…かな?(笑)
以下、自己陶酔型唯我独尊自己愛満載自己肯定ナルシスト系オピニオンでありますのでご容赦あれ(笑)
まだまだ、必要な部品がワンサカ不足していますが、
あっちからこっちから眺めてますと…
こんなスケルトンで骨格だけの山車も、なかなかカッコいい!
…と、
半田に生まれ47年間、お祭りに一切関心もなかったのですが…
"山車、カッコいいじゃん!”…と、
正直に言いましょう、…初めて思いました!
次に、屋根の「箱棟」「めんど」、本体の「格子各種」「梶棒」などなど…、そしてアレヤコレヤ~~~
まだまだ、作らなければならない迫力増強部品がドッサリ控えています。
そんな悩みは置いといて…
この模型は、お客様のご依頼品ですが…
「欲しい!コレ!」
…と思っちゃいました(笑)
実は…スケルトンな乗り物のイラストが、大好きなんです!
この影響ですね(笑)
次回は更に、すご~~~~い物をご紹介します!
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これ、何だか解りますか?????
実は、これらは山車に付ける「彫刻」なんです!
この精密さ!
ヒィエ~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!…です!
実物の大きさはこんな感じです!
柱の端に付けられる「木鼻しし」と「象鼻」なんかは“つまようじ”で突くと簡単に倒れます!
馬の手綱なんか、シャーペンの芯なみです!
この彫刻の存在が、僕に、この僕に…
“細部に渡って正確に・精密に!”・“見えない処も手を抜くんじゃぁ~ない!”
…と無言のプレッシャーを与え続ける元凶原因です!(笑)
冗談はさておき、これらの彫刻はお客様が、この山車の模型を想い描いて誂えた数十万円も費やした特注彫刻品なのです。
山車によって、これらの彫刻は姿形が異なります。
今回作っている山車の彫刻を忠実に再現している彫刻なのです!
去年の今頃、このお話を頂いた時に始めて見たこの彫刻!
…軽いめまいがしたのを覚えています(笑)
しかし、お客様の地元愛や伝統文化継承への想いを聴く内に…
"その想いに報いらねば、男が廃る!”
…と、5%は思いましたが、95%は面白そうですね~…でした(笑)
毎回、この発想が「悶絶拘束ムーンサルトスペシャル脳みそ沸騰で鼻血ブー・ブー・BOO~!!:(簡単に言いますと苦労しているという意味です)」を招きます(笑)
が、今はこの彫刻を眺め、触る度に、
"その想いに報いらねば、男が廃る!&しっぽ巻いたら半田に住めない!”
…と決意を新たにしているのです(笑)
と言う訳で、そろそろこれらの彫刻を山車の模型に組み込みながら製作を進める段階に入ってきました!
更なる緊張を要します!
そして、これらの彫刻に負けないような仕事をしなければ!…と奮起してます(気持ちは:笑)
で、こんな物を作りました!
山車の側面に付ける「脇格子:わきこうし」です。
実車にはこんな風になっています。
なので…こんな風にしました!
この上に幕を張るのですが(なのでまたしても見えなくなります:泣)、幕を付けていない山車の状態を「空木立ち」と言うそうです。
大雑把に組まれた堂山に嵌められた細かく組まれた脇格子は美しさを感じさせ山車を重厚なものにする…と言われてます。
確かに!…美しい。
後方も手を抜きません!(笑)
「はね格子」もこんな位置に付くのだと思います。
この格子をはめることによって、堂山の骨組み面は平面になります。
…と説明を読んでしまったので、そうしました!
格子の外枠(框:かまち)は5mm、中桟は4mmで仕上げ、1mmの面落ち(段差)を付けてます!…細かい!
屋根には「箱棟」「めんど」を作り、そこに彫刻の「鬼板」を付けました。
「壇箱の屋根」
「上山の屋根」
やはり彫刻が付くとぐっとリアリティが増します…ね!
年内完成を目指し…残り40日弱!
…不思議な汗が吹き出します(笑)
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ある御方(故人)が大切に使用されていたオーディオ機器を、あるご縁で知人とその方の口添えで僕も譲り受けました。
お引き取りに伺った際に、オーディオ専用に作られたお部屋・機材・音源を拝見し、その御方の音楽を愛して止まない純粋な想いを想像し深く感慨にひたってしまいました。
一番驚いたのが、床にビルトインされたホーンシステムです。
写真では解りにくいのですが、約1メートル四方の床板を開けると、床下にコンクリートで作られたホーンが埋まっているのです。
ホーンの中に入っている格子は、多分、中に落ちないように床に被せるフタだと思います。
故人が設計され特注で作ったものだそうです。
ホーン好きとしましては、我慢が出来ず、中に入らしていただきました
大人一人がすっぽり入る巨大なホーンシステムです。
ちょっとした滑り台の様です!
ホーンの元には38cmウーハーが2基組み込まれていました!
床から溢れ出る低音を想像すると…もぉ~、これだけで完全にノックアウトでした。
天井も滑らかな曲線になっていて、上から下から音が流れ着くリスニングポジションであったであろう場所に立って機材を見渡しながら、…お会いしてお話聞きたかった!…と感じずにはいられませんでした。
先週末に、その知人が譲り受けたオープンデッキが上手く作動しなかったので、お客様やオーディオ愛好家の御方のネットワークに助けられ、かつてオーディオ機器の技術職に従じていた御方を紹介して頂き、その御宅へ連れて行って頂きました。
故人が残した数多くのオープンリールに録音された音源を、ご家族に聴かせてあげたい…そんな知人の想いを理解し、不具合な箇所を精査しながら分解してくれました。
不動の原因は解ったのですが特殊工具が必要で、残念ながらその場で再生する事は出来ませんでした。
そして、偶然のホーン繋がりで…伺ったお宅のスピーカー・システムも超弩級なのです!
見てください!…コレ!
オール・ホーンの巨大スピーカーシステムです。
真ん中のテレビですが、これ60インチですので…
どれだけデカイか想像がつくと思います。
ちょっと、語ります!
ホーンスピーカーとは:例えば広い空間で大声をだしても声は届きにくいが、メガホンや手をラッパの様にホーン状にして声を出すとより遠くまで明瞭に声が届きます。ホーンスピーカーの原理もそれと全く同じで小さい口径で空振りしてしまう音波を能率よく空間に放射するために考え出された方式なのです…と書いてありました(笑)
何時か必ず作ってやろう!…と1年も放置しているウエスタン・エレクトリックのスピーカーがその原点とも言われています。
いつ見てもカッコいいですね~!!
で、こちらのお宅のホーンスピーカーなのですが、驚くなかれ…
すべての音域(ユニット)が全てホーン用のドラーバーユニットなのです。
これが低音のドライバーです。
低音ドライバー!…初めてその存在を知りました!
人が数人掛かっても重たくて垂直に設置出来ず、部屋の中央に鉄骨の梁を施工し、そこにウインチを付けて設置したそうです。
そして、ここから伸びるホーンはクネクネと曲がり…
一番大きなホーンから歯切れの良い低音が出て来るのです!
なんとそのホーンの距離(クネクネ曲った音道)は8メートルを超えるといいます!
中音・高音も言うに及ばずそれぞれが、クネクネ曲ったホーンから出てきます!
とにかく、このスピーカーシステムの総重量が数トン!…と言うのですから、たまげます!
案内してくれた御方が「家の中に機関車が居る」と仰ってた意味が解ります(笑)
それにしても、不思議なご縁で大好きなホーンの超スーパー・ウルトラ級のシステムを拝見する事が出来ました。
一方は今では鳴らす事が出来ないホーンでしたが、このお二人が出会っていればさぞかしホーン談義に花が咲いたであろうと…しみじみ感じました。
以外にもご近所同士だったのです。
で、聴かせて頂きました!
何が凄いって、とにかく「音の切れ!」がハンパないのです。
ビシィ!ビシィ!…てな感じです。
コーン紙の振動音とは明らかに鮮明度が違うのです!
また、偉そうに語ります。
普通は低音スピーカーユニットはこんな形をしています。
白い部分はコーン紙と言われる紙でして、そのこのコーン紙を振動させ、そのの振動はさらに空気を振動させて、それが空気圧の変化となり、音声となって聞こえるのです。
ドライバーユニットとはこんな形をしています。
ホーンを付けることを前提に作られたものです。中心の穴の中にダイヤフラムと呼ばれるアルミやチタンの振動板が入っています。
斜め読みのコピペなので、間違ってたり、説明不足でも怒らないでください(笑)
とにかく、オール・ホーン・ドライバーのスピーカー・システムはこの上なく珍しいのです!
ベースのアルコ演奏(弓弾き)…サックスかと思うようなギンギンな音でした!
ミルトジャクソンのヴァイブもシビレるほど色っぽく、ツブツブな感じでした!
…実に解りずらい説明ですみません
聴かせて頂いた音は如何様に足掻いても再現できないので、映像でご勘弁(笑)
この数十倍、音が鮮明で、前に尖がって出てくる感じなのです1
…やっぱり解りに難いですね。
僕が譲り受けたオーディオ機器もいつか紹介したいと思います!
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音楽 | trackback(0) | comment(0) |
山車には下駄箱が付いているのです。
知っている人は、知っている。…もちろん、僕は知りませんでした!(笑)
結構目立つので作りました!
総欅(ケヤキ)の高級下駄箱です!
でも、幅は25cmほどしかありません。
「抽斗」「開き戸」は可動式にしましたが、小さすぎてやむを得ず小さな引き手を付けました。
そして、真ん中の「開き戸」が曲者でして…
中からヒモが出てきます。
このヒモを引っ張ると、上山がせり上がる仕組みになっているのです。
成功の暁にはご披露致します!
作るのに時間が掛ったわりには地味な画像です(笑)
なので、全く別件ですが…こちらも知りませんでした!…つながりで
湯川潮音が湯川トーベンの娘さんだと今日知りました!
やわらかい声・やさしいメロディ、父(トーベン)からは想像ができません(笑)
では、新譜から…
父「トーベン」はあの「子供ばんど」の初代べーシストですね。
2分50秒辺りから、父トーベンが(ちょっと)リードヴォーカルを取ります。
勿論、「アル中ロックン・ローラー」です(笑)
OKAMOTO'S(オカモトズ)のハマ・オカモト(ダウンタウン浜田雅功の息子)以来のビックリ!…でした(笑)
「子供ばんど」つながりでナイスな映像を紹介します!
4分15秒辺りから、ハマ・オカモトが(ちょっと)ソロを取ります
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脇障子(わきしょうじ)…と言うらしいです。
上の部分は「竹節欄間:たけふしらんま」と言うらしいです。
中を2重の桟でたすき掛けしていますが、本来「X」がバツ(罰)に通じると言われ、一般建築には使われないそうです。神社仏閣なのど建築物に限られ、結界や禁止、普通とは違う領域を表す…と言われています。
なので、一般的には、すき掛け「X」が無いのです。
…でも祭礼の山車なのであるのです!
…よって非常に手間なのです!
…指を火であぶってほぐしてから作業に掛かります(笑)!
…長さ17mm・厚さ1mm弱、切れ込みを入れて組子にします。
これに立派な彫刻が組み込まれる予定です!
で、壇箱に付く予定です!
この「脇障子」もともとは「柱隠し」と言ったそうです。
が、現在は「柱隠し」と言う名の板が存在します(脇障子の後の板のことです)
"~隠し”とは本来目立たないようにすることなのですが、その大役を仰せつかった「脇障子」
バリバリ目立っていますね(笑)
今では、壇箱に次ぐ山車の見せ場と言われています。
因みに、このミニチュアの彫り物は1921年に初代彫常によって創られた「大天狗玉取之彫」と「仙人玉取之彫」に準じた模型です。
が、どちらがどちらか解りません(僕の場合)…ゴメンナサイ
今日は“勤労を尊び、生産を祝い、国民がたがいに感謝しあう日”…勤労感謝の日ですので…
ナットアダレイの「Work Song : ワークソング」ですね!
ジャズ・シンガーのオスカー・ブラウン・ジュニアが付けた歌詞を見ますと…
働いて、働いて、働いて
で、そいつがずっと続くのさ…
だそうです!…解ってます!…ですよね(笑)
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