日曜日にオーディオ愛好家のお客様(U様)が自作の真空管アンプをご持参してお越し頂きました。
早速パラゴンに繋げ試聴させて頂きました。
やっぱり、イイですねぇ~!!
真空管は温かくて優しい音を奏でますね。
マイルスの「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」を久しぶりに聴きました!
大学生の頃に、初めてこの曲を聴いて「なぁ~ンてステキな曲なんだろう、色っぽいなぁ~!」とシビれた想い出があります。
あまりにも好き過ぎて、朝だろうが、昼だろうが、ピーカンの日だろうが、周りがザワザワしてようが、ず~~~っと聴いてました(笑)
そして、あまりにも聴き過ぎて、気持ち悪くなり、物静かになり、以後はシ~~~~ンとしたチョッとブルーな気分の夜に、更にブルーになりたい時にしか聴かないようになりました(笑)
しかし、そんな日はそうそう無く、つまりかなり長い年月聴いてませんでした。
で、折角真空管のアンプなので、マイルスの切ないミュートが聴きたくて引っ張り出して聴いてみました!
今日は雨なので、youtubeでもとてもイイ感じに聴こえます(笑)
レッド・ガーランドのピアノもイイです!
大好きなフィリー・ジョー・ジョーンズ先生のブラシも痺れます!
でも、やっぱりマイルスですね!
何でしょうか!、この甘く切ない音は!
やっぱりマイルスのバラード・プレイは絶品ですね!
テクニックでなく才能ですね。誰もこんな風には吹けませんね。
…と教えてくれたのは
昔昔に広島の福山に出張に行った時に、飛び込みで入ったバーが静かぁ~~にジャズを流していたのですが、カウンター後のレコードの数を見て、「ムムム・・・」と思い、聞けばマスターはトランペッターでした。
そして、マイルスの話に及ぶと、「別に難しい事してないんだよね~、楽譜を見ればとても簡単!…でも出ないんだよね~、あの音とタイム感が!、 テクニックじゃぁ~なく才能だね。誰もこんな風には吹けねいね!」と(笑)
なぁ~んて事を、思い出し偉そうに綴ってみました!
U様のお陰で、マイルスの絶品バラードを久しぶりに聴く事が出来ました!
このU様、オーディオ愛好家であり、木工もされ自作アンプにスピーカーも作られています、さらにゴム銃を作られています。
なんと、日本ゴム銃射撃協会の大役をされております。
この日、U様の作られたゴム銃3丁を頂きました。
連発銃もあります!
「息子さんへ」と頂いたのですが、僕が遊んでます!面白いですよ、(笑)
公式競技用のゴム(弾丸)も沢山頂きました。
これ非売品なのです!
パッケージがとても絵になります!
U様、有難う御座いました!
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新作です!
高さが1メートルもある巨大スピーカーボックスです!
お客様から「外観はレトロチックに」と厳命が出てましたのでサランネットは拘りました。
ダーク・ウォールナットの突き板仕上と調和して…何ともレトロぽくて、イイ感じでしょ!
昔の一体型ステレオの様に織物のネットを血眼になって探しました(笑)
繊維問屋をハシゴしてやっとやっと気に入る物が見つかりました。
伸びないので張り難い事この上ありません。
このような作業がとても日数を要します(執念&情熱です:笑)
薄過ぎても、透けて見えちゃうし・・・・
目が詰まり過ぎると、音通性に影響を及ぼすし・・・・
見た目がカッコ良くないとイケないし・・・・
手に被い、息を吹きかけ通気性を確認し、耳に当て店内のざわめきで音量具合を確かめ、周りの人の訝しげな視線も顧みず(笑)、相当数を当たりました!
これでも、チョッと目が粗い感じがしたのですが、2重貼りすることで何ともノスタルジックな雰囲気を醸し出す事が出来ました!…と思っております(笑)
まだまだ、続きます!(笑)
材料も拘ってます!
≪激レア!≫
米松合板です!
1950~60年代のハイファイスピーカーで多用されたことから、音響的に優れたものとされています。
その後は、コストダウンや材料の安定性からMDFやパーチクルに代わり、今では入手が不可能なのです。
お客様が「米松じゃぁ~なきゃダメ!」と仰るので、あちこち探しましたが当然見つからずほぼ諦めの境地で、
半泣き・本泣き・男泣き・やけ酒・冷や酒・タダ酒・ブドウ酒・ふて寝・ウソ寝・昼寝・泥寝を繰り返し、天を仰いで「神様仏様…」と他力本願に身を任せますると…
見つけました!(奇跡です!)
実は、これデッドストックなのです
狙いどころが我ながら凄い!・・でしょ(笑)
それも「無節」なんです。
米松らしい荒々しい木目!・・・塗装してたら、ホレちゃいました!(笑)
(因みに、ホームセンターで見かける米松木目ぽい合板は、唐松などの針葉樹合板なんですね、そして節だらけです)
更に、米松以外の内部部材は、使用箇所や用途によって「ホワイトアッシュ」「ナトー」「楢」「マンガシロ」を使っています。
材料特性の比重や・粘り・撓み・伸縮率等を考慮して使い分けています。
ボックスのサイズや仕様等の設計はお客様が熟考を重ねされました。
一見、只の箱に見えますが、実は実は、これフル・チューニング仕様なのです。
その為には、部品を外したり、中に手を突っ込んだり、覗きこんだり、ひっくり返したり…
音作りが出来るようになっています。
ポートのダクトは長さの異なる付け替え式の2種類を用意しています。
この長さで共振周波数の波長が変わってくるのです。
低音のバランスが変わるのです。
また、本体を点でも支えられるように、脱着式の脚にして欲しいとのご依頼でした。
これ、見た目は三角錐に見えますが四角柱なんですよ!
この他にも、いろいろとスピーカーならではの加工が施してあります。
外から見ただけでは解りません!中を覗いても解りません!
独自のノウハウなのです!
企業秘密なのです!
ブラック・ボックスなのです!
ククククゥ・・・・・言ってみたかった!、このセリフ(笑)
家具製作の技術とは全く異なる加工法が随所に施されています。
また、DIYのスピーカーとは異なる家具製作の技法も駆使してます。
これにお客様のイギリス製のフルレンジユニットが納まります。
1つのユニットで全音域をカバーするフルレンジを好む御方は、いろんなシステムをやりつくしたツウ好みの玄人愛好家に多く見られるのです(持論です:笑)
今回の御客様も間違いなくその御一人です。
イギリス製グッドマンの歴史的名器AXION80と言う、50年前のヴィンテージユニットが収まりました。
軍用として開発されたユニットですが、なんとも佇まいがカッコいいですね!
機能美とはこの事ですね。
納品時に音出しして頂き聴かせて頂きました。
調整前でしたが、音がまた良いのです!
「まだまだ、これから」とお客様は仰いますが…
なんとも奥の深い世界です!
先程、「すこぶる良くなったよ!」と御一報頂きました。
五月の初旬に聴かせて頂きます。
またまた楽しみが増えました!
いやぁ~書きましたね(笑)
ではでは、まだ調整前だと言うのに聴かせて頂いたジョニー・グリフィンのハッシャバイです。
相当ジャズにお詳しく、何より音楽が大好きなお客様でして、毎回ついつい長居してしまうのです(笑)
因みに、ハッ・シュア・バイ「Hush A Bye」のHushとは「しぃ~~~~、静かにね」と赤ちゃんを寝かしつける時の間投詞らしいですよ。
日本では「ね~んね~~ん、ころ~~~り~~よ、おこおろ~~~りいよぉ~~」の子守唄みたいなものでしょうか。
GWですね!
僕の分まで、遠慮なさらず、どうぞどうぞ、存分にお楽しみください!(笑)
ステキな黄金週間をお過ごしください!
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