あけましておめでとうございます。
新年に際し、ブログを始めました。
22年間のサラリーマン人生にピリオドを打ち、木工家を目指すドリーマー。
趣味ですら木工をした事がない、超ド級の素人。
現在、職業訓練校(福岡県立田川高等技術専門校 木工家具科)で修行中(といっても間もなく卒業)。
誇大妄想・机上の空論・砂上の楼閣と揶揄されつつも強い志を持って、妻子を残し故郷の愛知を離れ、はるばる九州へ。
積年の実績と経験が物を云う職人の厳しい世界において、45歳のド素人が、たかだか1年間学校で学んだだけで自立できるような甘い世界でない事を重々承知の上で、目標へ向かって猛ダッシュ中です。
あちゃちゃ~!わちゃちゃ~!ぎっちょんちょん!と雄叫びをあげながらの、てんやわんやの日々を綴ります。
(昔の日記もアップしていますので、ぜひ覗いてみてください。)
【ご注意願います!】 初めて目にする木工機械や道具の数々。それを駆使(?) して作業をしているので、小さな事でいちいち感動しています。ご本職の方や木工上級の方からすると “ちッ!しょ~もな!!” と癇に障る事も多々あると思いますが、そこはひとつご愛敬でご海容くださいませ。本人、至って真面目で真剣に取り組んでおりますので。
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ブログはじめました! と大層大見栄を切っておきながら3日も書かずにスミマセン。
家長として年始の大切な責務(食って、吞んで、寝て、吞んで、吞んで、&フォーエバー!)を厳格に遂行していまして・・・・・・
と言うのは、表向きで、実は蘇る金狼の朝倉や特命係長の只野仁のように、表向き風采のあがらないグデグデ親父を装っているが、夜毎にボクシングジムで肉体を鍛え、ランボルギーニカウンタック(LP500ウォルターウルフ)を乗り回し・・・・・・
と言うのも、真っ赤なウソで、パラゴンのために北へ、南へ、東へ、西へ、ちょこちょこ動き回っていました。
久しぶりなので、頑張って書きます!(しばしお付き合い願います)
職業訓練校のある九州の福岡県田川市での移動手段は、徒歩・自転車・ローラースケート・電車ですので行動範囲がカタツムリなみです。
なので、この帰省中にパラゴン(PARAGON)自作に必要な木工以外の付属品を調達していました。
【付属品Part-1:ケーブル編】
家内の実家へ向かう際に、これ幸いと、スピーカーケーブルを買いに行きました。
実は、このケーブルってのがくせ者で、ただの電線と思うなかれ、浮世離れしたとんでもない世界なのです。
こだわる人は、限りなくこだわる!
5mペアで300万円也のアゴがはずれてまう鼻血ブ―!なケーブルも存在します。
まぁ、これは極例にしても、1mで何千円なんてものはザラです。
確かに、アンプから発信された音信号を純粋無垢なまま、汚さないように、濁らせないように、傷つけないように、ヘンな虫がつかないように、スピーカーへ届ける大役を請け負っている。
まぁ~~こだわりだしたら切りがないのです。
というか、小生の今の状況ではこだわれない。
勿論、こだわるにも何にこだわってよいか解らないのであるから、これ幸い。
このスピーカーケーブルについては、今自宅で使っているJBL4312MkIIWXを買った際に、ササッとこの恐ろしい世界を垣間見ました。
今使っているケーブルは日本製のACROTEC 6N-S1050と、ドイツ製のMONITOR BINGOです。
ACROTEC(アクロテック)は確か1,500円/M位したと思います。
オーディオマニアの御方からすると、安価なケーブルと言われますが、小生感覚では 見事なまでに血迷ってました と反省しています。
なので、今回も心して、「立場をわきまえろ!」「深入りすでないぞよ!」と言い聞かせてショップを訪れました。
有るわ!有るわ!知らない人が見たら異常な世界が!
安価な250円/Mのケーブルを横目に、JBLを繋ぐのだからと見栄を張って380円/Mのケーブルに決めました。
が、聞いた店員さんが可也のマニアで使用するスピーカーの型番と、アンプとの接続ではなくスピーカーの筺体の中でスピーカーとネットワークを繋ぐ内部配線に使うことを説明すると、
”なんちゃら・かんちゃらで、なんちゃら・かんちゃら。だから、なんちゃらかんちゃら。”と教えてくれました。
その時は、要所要所で理解していたつもりでしたが、アッパレ!何も覚えてない!
ただ、JBLが実際に使っているブランドと聞いて、後先考えず(いや、ちょっとは考えた)にアメリカ製のべルデン(BELLDEN)のケーブルを買いました。
パラゴンはネットワークと中高音の2つのスピーカーが両端に配置されているので、長~~~いケーブルが要ります。
10M買って、6,000円!
ぐわんぐわんめまいがして、財布の残金を見て、泣きそうになる。
そのケーブルがこちら。(工事現場のロープではありませぬ)
【付属品Part-2:ネジ・クギ編】
様々な御方の貴重なお写真をネットで拝見しますと、パラゴンの底板にはおびただしいネジ頭が見てとれます。
また、背面にはこれまたおびただしいネジとクギが見てとれます。
更に、中音域スピーカーの固定には長ネジやナット・ワッシャーが見てとれます。
さて、その数量はいくつでしょうか?
調べました。来る日も、来る日も、めげずに、根気よく、
かなりいい線まで数えれているはずですが、
驚くなかれ、その数、なんとー!
木ネジ:476本 クギ:84本 ローゼンワッシャー:16ケ 接続ダボ(鉄製?):7ケ ・・・・などなど
も~~~~~、この際、当たってようが、無かろうが、更に調べました。
木ネジの素材はCSK(炭素鋼)で、座グリ(皿ネジ頭)の角度が82度!
どうでもいい事まで調べましたが、要はパラゴンで使われているネジはクギ類は、ごくごく一般的で安価なアメリカ規格の鉄ネジとクギでした。
新年の消費酒量に支障を来たすほど日にちを費やした腹いせに、オリジナルよりもグレイトで、セレブなネジやクギを使ってやる!と意気込んで更に調べました。
世の中には凄い方が居て、スピーカーとネジ素材の因果関係について研究されている方の見解を参考にもさせて頂きました。
その方いわく、チタン素材のネジが個人的にも好みの音質でもっとも優れていると言われてましたので、早速探しましたが、チタンの木ネジが見つかりません。
木工を始める前はネジは、どんな形も全てネジ、何でもかんでもネジはネジ、とネジの種類など我関せずで使っていましたが、接続する素材によって、それに適したネジを使わないと効力が劣ることを習いました。
ほんと、全然違うんですよ。これが。
なので、ステンレスの木ネジとクギ、ボルト、ナット・・を使うことにしました。
JAZZなど腹へズシリと来て、ゴリゴリ音が出るパワーサウンドに一役買うそうです。
ステンレスのもう一つの利点は、非磁性であることです。
(真鍮やアルミも非磁性が高いのですが、軽いのでぶ===!です)
根拠のない思い込みですが、鉄のネジではスピーカーの磁力が吸い取られてしまうような気がするのです。
本当は、ステンレスの中でもSUS305?なんちゃらかんちゃら、という種類が非磁性が優れていると言われてますが、どんどん木ネジから遠ざかるので・・・・
とにかく、ステンレスで調達するために、あっちのホームセンター、こっちのホームセンター、遠くのホームセンターと見事に一ケ所で揃わないのが素晴らしい!(笑)
なんとかオールステンレスで80%位揃いました。
【付属品Part-3:塗装編】
実は中音域のスピーカー(JBL2441)の色が、1つは黒で、もう1つがグレーでちょっと困っていました。
普通は、外に見えないように使うのですが、さすがパラゴン(PARAGON)様、このスピーカーを表からチラッと見せちゃってます。
まぁ~、自分で塗装するべ、とお気楽に考えてましたが、どうやらこの塗装は車と同じ「焼付け塗装」がされているので、自分でするのは不可能だと解ってきました。
おまけに、清水ジャンプで幸運にもアメリカから取り寄せたホーンもあろうことか、ブルーに再塗装されていたので、塗り変えが必要なのでますます悩んでしまいました。
ブルーですよ!、ブルー!、why ブルー?、ホントこっちがブルーになりました。
外注に出す予算など、微塵もなく、なんとかならないかと、こちらも来る日も来る日も調べました。
するとこの塗装が、「ちぢみ塗装」「リンクル塗装」「結晶塗装」というまたまた特殊な塗装で有ることが解り、死にそうになりました。
車のエンジンカバーなんかの表面がブツブツした、あの塗装のことです。
幽体離脱状態で、それでもあきらめずに探したら、、、
凄いですね~!アメリカは!21世紀ですね~!
有りました!
かんたんスプレー式「ちぢみ塗装」塗料が!
もう、速攻で注文しました。(田川に帰る頃には届くはずです)
またまた、この塗料を塗る前に、今の塗装を剥離し、脱脂し、下地塗り、といろいろ段階が有りますが、なんとか強力剥離剤を手に入れました。
下地塗料(ブラサフ)は未だ見つかりませんが、この塗装は次の機会に書きます。
【付属品Part-4:インチ工具】
JBL純正のネジは全てインチ規格なので、レンチも探しました。
4件探してやっと見つけました。
そんなこんなで調達した精鋭(?)達です。
言うほど迫力がありません。トホホ
半分しか書けませんでしたが、続きは次にします。
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もうすぐ長~~い休みも終わります。
明日の夜には、お迎えのデカイ車(拘束バス高速バス)で九州へ出発します。
必殺12時間、悶絶・腰痛・脚ムクレの夜行の旅です。
考えただけで疲れます(笑)
昨日・今日ととても充実した日を過ごしましたので、豪華2本立てで披露します。
と、その前に、余談ですが1月3日に飛び込んだ、大好きなエアロスミスのスティーブン・タイラーの婚約ニュース!
63歳と38歳、スゲ~~!
ストーンズにしても、エアロスミスにしても、ほんと年を重ねる毎にカッコいいですね~。
媚びず、我が道を行く、大人になって丸くなって優しくなり、でもヤンチャな感じが憧れます。
ジェフ・べックもそうですよね~
そんな事もあり、ガンガン聞いてましたよ、エアロスミス!
も~~~、そりゃ・そりゃ、全曲いいですね~!
その中でも、ファーストアルバムが今でもお気に入りです。
名曲の「ドリーム・オン」もいいですが、小生は1曲目の「メイク・イット」が大好きです。
ストレート・シンプル・ロッキャンロールです。
思いだすな~、青春の日々!
元気が出ます!
またまた、違う意味でも元気が出るのがエアロスミスのミュージックビデオですよね~(笑)
「Love In An Elevator」 、
「Crazy」、16歳だった娘のリヴ・タイラーをこの役で出演させちゃうのもぶっ飛びましたよね。
うぅ~~~~、火がついてしまったが、メインは違うので、最後に大人(カッコいいおじいちゃん)のエアロスミスでおしまい。
これ聴きながら、ノリノリで書いてまぁ~す!
メインイべントPart-1
【ツキ板】
無謀にもパラゴンの表面に自分でツキ板(木材を0.2mm位の極薄でスライスしたもの)を貼ってやろうと考えています。
そんな、無茶な~
早まるな!・・・冷静に考えろ!
素人が手を出す領域ではない!
と言われましたが、”もぉ~、どうしても自分でやりたい!”と駄々をこねて調べて探して見つけました。
ツキ板のスペシャリスト坂商会さん。
自社で天然木のツキ板の製造販売をされている会社です。
坂商会さんの凄いところは、一般の方へも1枚から販売してくれることです。
そして、定期的にツキ板相談会を開催してくれています。
場所は岐阜県、愛知の隣県ですので昨年末に予約して今日行ってきました。
いや~~、凄かったです。
いろいろ教えてもらいました。
すっかり個人研修会でした。
ツキ板とは何ぞやから、接着、貼り方、モロモロ・・・ディープなお話まで。
いろいろなお客様とお取り引きをされているので、もぉ~そりゃ、知識経験の豊富な事。
スピーカーとツキ板の相性や、ストラディバリウスのツキ板物語にはぶっ飛びました!
またまた、見たこともないような珍しい種類のツキ板まで。
やはり、対面でお話するのは思いもよらぬ“目から鱗”が満載ですね。
結構、長居させて頂きました。
そして、発注してきました。
カッコいいですよ!
自社製造なので、木目(横目・縦目)も、板目・柾目も、ストレート貼・ブックマッチ貼も選択できます。
そこまで自由度があると思わなかったので仕様に関してはじっくり考えて連絡させていただく事にしました。
いや~、とても勉強になりました。
坂社長有難う御座いました。
日にちが変わりましたので、続きは翌日へ
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メインイべントPart-2
【ついに見ました!本物のパラゴン!】
エアロスミスから極端に趣向が変わりますが、ちょっとクリフォード・ブラウンを聴きながら昨日の感動を綴ります。
アナログレコードではありませんが、よかったら御一緒に「Cherokee」・「Daahoud」
マックス・ローチ、嬉しそうな顔してますよね。ホントかけがえのないパートナーだったんでしょうね。
音響の大先生の〇さんからも、年末にお会いさせて頂いた〇さんからも、
「凄いオーディオマニアのマスターがやってる老舗の喫茶店があり、そこに本物のパラゴンが置いてある、ただし音は出ないけど」と聞きました。
あんなに、恋焦がれて、探し求めて、会えなかった本物のパラゴンが、何と、同じ市内に車で10分!の所に有りました。
灯台下暗し!
心臓バクバクさせながら、目を充血させながら、行ってきました!
有りました~~~!
感動です!!
やっぱり、凄いですねー!
パラゴン(PARAGON)は!
もぉ~、入るや否や、注文もせず、
”あわわわわ・・・パラ・パラ・パラゴン!”
”あの~私、カクカクジカジカ・・・・・・”と説明して、いろいろ教えてもらいました。
このパラゴン以上に、マスターが凄すぎます。
筋金入りです。
もぉ~、奥の奥まで、裏の裏まで、髄の髄まで、宇宙の果てまで・・・・・
長年の実経験に基づいた理論や知識は圧巻です。
その時居たお客様も、もぉ~凄いオ-ディオマニアの方でして、いろいろお話聞かせて頂きました。
また、お二人とも優しくて、コーヒー一杯ですっかり長居させて頂きました。
お二人が交わされる会話は、勿論80%以上理解不能ですが、それでもとてもいい御話が聞けました。
お二人とも筋金入りですので、勿論スピーカーも自作もされて惜しげもなく必殺ノウハウの数々を教えて頂きました。
特に、塗装に関しては一般的な家具とは南極と北極、いや水星と冥王星ぐらい考え方が違いました。
やばい!やばい!こ~やって塗っちゃうとこだった!危機一髪セーーーフ!でした。
いろんな方も紹介して頂き、帰りにはマスターと、お客様とも連絡先を交換して、応援のエールをまで頂きました。
マスター、〇さん、有難う御座いました。
残念なことに、このお店は近々閉店してしまうそうです。
パラゴンもお嫁に行くそうです。
レストアされたら、音を聴かせて頂きたいです。
スピーカーもオリジナルユニットです。
凄いんだろうな~。
やっと出会えました。
初めて見ました!
凄いです!
パラゴン(PARAGON)様!
これを作ったJBL、脱帽です。
マスターが帰り際に教えてくれました。
「JBLにしても、アルテックにしても、そりゃ真似できない凄いノウハウを注ぎ込んで物作りをしている。ここも、そこも、意味が有ってそうしてるんだよ」
スゲ~ぜ!JBL!
同じように、それを自分の耳と指先で感じて、研究して、理解してしまったマスターもホント凄いです。
そして、それを教えてもらった小生はとても幸せものです。
ご縁に感謝・感謝の一日でした。
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昨日、拘束高速バスで12時間、腰痛・腹痛・頭痛をもろともせず終点(門司港)に到着!
ここから、田川までの電車移動が最大の難関!
なんせ、荷物の重量が80キロ弱!
38cmのウーハー(低音スピーカー)2個、クソ重たいドライバー(中音スピーカー)が2個、ツィーター(高音スピーカー)が2個、ネットワーク(電子回路)が4個、工具と金物がわんさか、パソコン、モモヒキわんさか、などなど。
(田川の寒さに観念して初モモヒキ!クラスの皆が赤や黒や柄物のモモヒキを履いているので、買って~!とねだるが却下! どこに眠っていたのか父親のお古(ヴィンテージ)を配給される!、白ですよ!白!、 人前で脱ぐことはないが、まぁ~~~、様になっている!(笑))
で、その荷物、んまぁ~~~重いのなんの!、名古屋でバスに乗せるのにさすがの運転手さんも持ち上げれない!
”石か砂でも入ってるの”と言ったぐらい重い!
”苦労かけた田舎の年老いた両親にお土産を買いすぎた”と冗談で言ったつもりが、本気に取られ潤んだマナコでシミジミさせてしまった。
これ以上、言いだせず門司港に着いても最後まで気を遣ってくれました。
運転手さん、ホントゴメンナサイ。
バチが当たりました。
田川伊田の駅に着いた時には、キャリア―のハンドルはブチ壊れ、スーツケースの口は開き、バックの手提げひもはブチ切れ、もうボロボロ。
スピーカー類は無事でした。
ミッション完了!
ガンバったのだ!の巻きでした。
さて、今日から学校の始まりです。
今日は半日だったので実際の作業は明日からになります。
久々の同級生との再会!
別れるのが忍びなくて、駄弁って、駄弁って、日暮れ時に帰宅。
今日はホーンの塗装を剥離するぞ!と決めていたので作業に掛かりました。
ちょっとその前に、このホーンの事ですが、七転八倒の末に幸運にも写真のホーンを手に入れる事が出来ました。
最初の計画(妄想)では、なんとこのホーンを旋盤(ロクロとも言います。この機械に固定した材料をクルクル回転させ刃物を当てて削って形を作る。コケシを作る要領です。勿論小生はこの機械を使った事はありませぬ。)で削って木材で作ろうとしてました!
世間知らずも程がある!、ブハハですよね。
楕円ですもんね!
さすがに作るのは無理だと観念して購入先を探しましたが、まぁ~~~超レア・アイテム!
調べますと、このホーン(JBL H5038P)はパラゴン専用に作られた物で、スピーカーユニットのように単品売りはされてなかったのです。
ある意味、最大の難関だったと言えます。
が、ここで諦めないのが小生です。
しつこく調べたら、JBL H5038Pと同じホーンがむかし、むかし、JBL 2343という品番で売られていた事を突き止めました。
もぉ~~~~血眼で捜しました。
そして、アメリカから送ってもらいました。
そんでもって、これがブルーだったって話は先日しました。
で、やっと本題です。
このブルーを剥がして黒を塗るための塗料の剥離作業をしました。
この剥離剤、とにかく強力で危険です!
「キャップを取るとガスが出ます」のシールを見て、”またまたぁ~~、大げさな!”
とキャップを取ったら全く気になりません。
というか、懐かしい香りが・・・・・
思い出しました!
これ、スヴロッカの独特な香りに似てます!
あの、干し草の入った、オッカです。
キンキンに凍らして、ドロドロで吞む(舐める)と美味しいですよね~~!
吞み過ぎるとゲロゲロになりますが。
ん~~~~ん、いい香り!
とルンルンしながら、塗ったら、まぁ~不思議!
塗装が縮み始め浮き上がって来ました。
エイリアンみたいに!
スゲ~~~、塗るだけで、ツルピカ・ピカピ~カ!になると感動していると・・・・
なりませんでした!(笑)
塗ってはコスリ落としの繰り返しで1缶使い切ってこの有様!
下に黒の塗装痕が出てきました(泣:なぜ、ブルーに塗ったんだ!)
また剥離剤を買って続きが必要です。
頑張ります!
そして、理解できました。
危険な理由が。
いい香りと思って嗅いでたズブロッカもどきが、有毒(?)ガス!
どんどん、気持ち悪り~~~になって来ました。
時折、剥離剤が手に着いたら、激痛が走ります!
目に見えないスリキズが、みるみる赤みを帯びて浮き上がってきます。
換気を良くして、長袖、手袋が必要です。
捨てる前に、缶の注意書「応急処置」を読みました。
「蒸気(ガス)を吸いこんで気持ちが悪くなった時は、新鮮な空気・・・・毛布などで体を温め安静にし、医師の診断を受けてください」とのことです。
今年一番の冷え込みでした。
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パラゴン(PARAGON)のウーハーから出る低音を出口へ反射させるための壁みたいな重要パーツを作りました。
両サイドが35度でカットされています。
完璧に仕上がりました。
昨日、先生に教えてもらったジグを使っての加工です。
年末から、ジトジト・ジメジメ考え込んでいた傾斜切りの解決策は、トリマーと角度ベース(トリマーが任意の角度に傾斜できる優れ物)に決め、工具を購入しました。
が、切削面寸法が長すぎて撃沈!(まぁ~、トリマーは今後も使うのでいいのです。持ってても。)
苦悩する小生と一緒に先生が解決策を考えてくれました。
有りがたい。
そして、とても簡単に作れる方法を教えてくれました。
2012年一発目の「目から鱗」でした。
あ~やって、こ~やって、こうしたら、そうして、そんでもって、そうなる、と普通は手筈を踏むところですが、ちょ・ちょい!で出来ちゃいます。
凄いですね~
発想の転換です。
スバらしい!です。
これでしたら、任意の角度ジグは容易に出来ます。
シメシメ!
切断面も、ん~~ん、ビューティフル!でした。
今日は、この他に墨付け・70度カットの途中で終了でした。
下校途中に剥離剤を買って、昨日の続きです。
先は長いです!
昨日・今日と剥離作業中はyoutubeでマイルスをず~~~と聴いてました。
Miles Davis(マイルス・デイビス)、カッコいいですよね!
30代半ば迄は、もぉ~~~、ハードバップ・モードジャズのマイルス様様でした。
ド定番の「ラウンド・ミッドナイト」や「サムシン・エルス」はやはり名奏ですよね!
メンバーも超豪華ですもんね。
まぁ~、マイルスの場合、常にメンバーは超豪華ですが。
もぉ~~、コルトレーン同様にマイルスも大好きでした。
「ビッチェズ・ブリュー」までは・・・・
「オン・ザ・コーナー」に至ってマイルスと決別しました(笑:当時ですよ)
多いですよね、こんな嗜好経歴の御方は。
それが、ある方と知り合って、その方はフュージョンが大好きで好きなジャンルは異なりますが妙にウマが合い、会えば音楽雑談をしていました。
で、その時の唯一お互い共通の点が、チックコリアでした。
彼は、スタンリークラーク経由でチックコリアを知り、小生はマイルス経由で知ってました。
なんだか、ヘンな格好して電気ピアノを弾くヘンな人ぐらいしか知りませんでしたが、彼は小生にRTFを教えてくれて、小生は4ビートジャズ(おもにハードバップ)の素晴らしさを紹介しました。
これが、きっかけでフュージョン(小生はクロスオーバーと言います。かたくなに)を聴くようになり、俗に言うエレクトリック・マイルス(電気楽器を多用して8ビートで奏でる)も聴き始めました。
んで、ド~~~~ンっとはまりました。
も~、ビッチェズ・ブリューから未完のラストアルバムのドゥー・バップまで、可能な限り探して買いまくりました。
また、エレクトリック時代の評価が低いせいか、レコードが安いのなんの。
マイルスと仲直りして以来、もう一度いろんな書物や楽曲を聴いて、しびれまくってました。
わがままぶりも笑らけます。
自分に自信が有り、自分しか信じない、嗅覚が優れ過ぎて周りがついてこれない、ブレナイ、こんな感じなんでしょうか、
この媚びない姿勢と、絶対的な自信に憧れます。
スライ&ザ・ファミリー・ストーンも、ジョンマクラフリンも、マーカスミラーも、マイルスに薦められました。
なので、今はマイルスの4ビートも8ビートも16ビートも全~~~ぶ好きです。
頑張るぞ~~!ってな感じになります。
では、最後にエレクトリックマイルスから、大好きな2曲を聴いて寝ます
「Jack Johnson」ハードロックだぜ!
「Mystery]なぜかキュン!っとセンチになってしまう!
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いや~~、今日も感動の一日でした。
パラゴン(PARAGON)様は、とにかく板材と板材をヘンテコな接ぎ手で接合しています(号泣!)
以前の日誌にも記しましたが、正式名称が解りません。
解り易くいいますと、凸と凹がお互い斜めに切られて、ピッタリくっついている。
解り難く言いますと、「斜めはぎ:木端面を斜めに削り、接着面を広くして接合する接ぎ手」と「片胴付き追い入れ接ぎ:一方の板の側面に溝を付け、もう一方の板に片胴付を付ける接ぎ手」の合作に近い、かな。
まぁ~、いずれにしても、ややこしいです。
今日は、そんなややこしい接ぎ手にチャレンジしました。
この接ぎ手は、天板と側板の接合面で一度経験済みでしたので、念のため前日の夜に作業手順を反復し実際は作業工程を記した「必殺パラゴン加工ノートvol.1」を見ながらすればよいや、と考えて床に着いたのですが、ノートを家に忘れてしまいました!
ガ・ガ・ガ~~~~ン!、でしたが1日たりとも無駄にできないので、慎重に・慎重に進めました。
今回は前回以上に難関で、1,300mmx580mmの天板の角の51mm分の斜めになった木口のみを昇降盤で斜めに切り落とし、なおかつ溝(凹)を突かなければなりません。(解り難くてすみません。とにかく材料が重くて常盤への接着が極端に少ないので、不安定で不安定で、材料がグラグラしてしまいます)
小声で、先生に助けを求めると、さすがの先生も“ひぇ~~”と一瞬困ってました。
なんの気休めにもなりませんが、“あの~、トリマーに角度ベースでします~~”などと買ったは出番のない工具のことを言ってはみましたが、
“昇降盤でやろう!”と即断。
カッコいい!
勇ましい!
頼もしい!
おまけに、作業も付き添って頂き、今回もお見事・アッパレのオンパレードでした。
2回目の加工なので、一応は自分でセッティングをしましたが、なんだかんだと微調整は先生にしてもらったのです。
この天板以外にも、底板のエプロンや両サイドの柱も同じ接ぎ手が施されているので、まぁ~~大変でした。
そして、ここに完成!(せっかくの天板は写真がブサイクでゴメンナサイ)
ほんと、JBLさん、よくやってくれますね~~
ほんと、JBLさん、ここと、そこと、あそこは、どうやって加工したんですか~~?
が、口ぐせなこの頃です。
このような接ぎ手も、簡単に済ませようとするならば「きわ接ぎ(別名:いもはぎ)」で、な~~んも加工しない四角の材料を、接着剤やネジ・クギを使ってひっ付けてしまえば、とても簡単!
どうせ、表面はツキ板を貼るので接ぎ手の加工など隠れてしまいます。
内部も同じです。どうせ一旦組んだら見えないので、それなりに簡単に作る方法はいっぱいあります。
が、しかし!
今回は「気が狂ったくらいにオリジナルに忠実に」をモットーにしていますので(誇大妄想と言われる所以です、トホホ。)、とにかく気が狂いそうですが頑張ってます。
なので、ほんと先生は正義の味方です!
もぉ~~、午前中にこの作業が完成したので、波に乗っちゃって、乗っちゃって・・・
卓上丸ノコをフル活用して、116度・105度・153度・75度・70度・57度・95度と切りまくりました。
早出して、休憩も取らず、昼飯も流し込んで、ず~~~~っと作業しましたが、終わってみると思ったほど進んでいないのです。
毎度のことです。
焦ります!
残された作業日数は42日!
(余談)
babamania(ババメイニア)というバンドを紹介します。
元気がでるんですよね~~
たまに聴くと。
では、名曲の「Take it」を御一緒に!
ツインヴォーカルのMARIさんがとても良いのです。当然セクシーでもあります。
最初(2001年:昔だな~!)にラジオから流れて、ぶっ飛んで!、絶対に外人だと思ったのですが、その足でCD買いに行って、に・日本人!だったのでした。
去年に再活動を始め、ますます良いですよ。MARIさんが(笑)
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今日も朝から卓上丸ノコで70度・76度・66度と順調に切断していくが、25度では丸ノコの刃が“も~無理です!”と言って傾かず、じゃぁ~しょうがないってんで、96度を切ろうとすると“こんな長いの刃がとどきません”といって白旗を上げられました。
無理強いしてもしょうがないので、別の方法を考えることにして次なる作業へ。
パラゴン(PARAGON)は僅かではありますが主要な合板(又はパーチクルボード)以外に無垢材を使っている個所が有ります。
明らかに板厚が厚かったり・薄かったりするので間違いありません。
次に取りかかる部材も明らかに37~38mm位は有ります。
手持ちの材料(24mm)では厚みが足らないので、“まぁ~後ろなので24mmでいいっか”と加工に入ろうとしましたが、昨日偉そうに「気が狂ったくらいにオリジナルに忠実に」などとほざいた手前、いかんいかんと思いなおし、ドライバー(中音スピーカー)とツイーター(高音スピーカー)の着く板材が6.5mmのフィンランドバーチから切り出し、37mm(24mm+6.5mm+6.5mm)の積層合板を作ることに急遽思いなおしました。
材料を切りだし、接着して、プレス機に掛けて週明けを待つ事にしました。
25プライ(板が25枚重なった合板)の小口は、とても美しかったのであります。
家に帰っても課題は山積していますが、週末のお楽しみ(1人宅吞み)でスコッチソーダを軽く吞んだら、過激な睡魔に襲われ、どっぷり泥寝して起きてボーっとしながら綴っています。
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もぉ~~完全に行き詰まりました。
長手材の傾斜切りに。
なんせ、94度・25度・63.5度・85度・46.5度・52度・60度・82度・30度・68度・34度・・・・・・・・★△■☆□●◆★・・・・
もぉ~、どうにもならね~
ってんで、必殺!宇宙の彼方の○大先生へ教えを請いに行きました。
いつも優しく、気に掛けてくれて、応援し励ましてくれる○大先生!
いろいろと教えて頂きました。
必殺技・妙技・ビックリたまげた御技の数々!
発想が凄すぎます!
さすが、実力と経験のなせる技!
傾斜切りに関して、突破口が見えてきました。
有難う御座いました。
頑張ります!
押し掛けてご迷惑掛けておきながら、美味しい料理と美酒、温かなお風呂まで頂き、楽しく有意義な時間を過ごさせて頂きました。
美味しかった~~~!(奥様有難う御座います)
美男が美酒と美食で美談を語るの巻きでした(笑)。
ちょっと真面目に・・・
何を甘っちょろい事を!と言われるのを承知で、
“1人でやってやる~~!”・“誰にも迷惑掛けね~~!”などと虚勢を張って無理押ししながらパラゴン(PARAGON)の自作を進めているのですが、もぉ、数え切れない程の方々のお世話になり、協力頂き、応援や励まし、何かと気に掛けて頂き、本当に感謝しています。
利害関係の上に成り立った人間関係にホトホト疲れて、1人でやれる事を探し好きなモノ作りで木工に憧れ、出来るかどうか解らないパラゴン自作に無謀を承知で取り組んでいます。
なので、損得抜きで接してくれる皆様に本当に感謝しています。
学生時代って、こんなんだったなぁ~(まぁ~今は学生なのですが)と懐かしむこの頃なのです。
互いの利害もなく、損得抜きで、心遣いや優しさの上に成り立った人間関係。
ほんと有難く、嬉しく思っています。
学校で木工の技術を学ぶ以上に、人との出会いや関係が、かけがえのない財産と時間です。
ビジネスとなれば、そんな事ばかりも言ってられないのでしょうが、絶対に忘れる事も・失う事もない自分の芯にしたいとつくづく思うのであります。
今回、教えを請いに行くのでも○さんの協力があって出来たことで、合わせて○ちゃんの気遣い情報で更にスバらしい出会いが出来て、みんなを巻き込んで、迷惑や心配をかけてしまい、この恩は一生忘れません!
○ちゃん!もぉ~今日から○様とお呼びします! もぉ、「わがまま!」とか「不思議ちゃん」とか「人の話を聞け~~!」とか「オイ!コラ!少しは動け!」とは言わないように心掛けます・・・・出来る限り(笑)
そして・・・翌日に続くのであります!
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昨日の○様情報で、ついに出会いました!
パラゴンの生音に!
場所は福岡県朝倉市の「古処」という喫茶店です。
まぁ~~凄いですよ!
PARAGON(パラゴン)は!
まぁ~お店に入るや否や、またもや“パラ!パラ!パラゴン!”などとうわ言のようにのたうちまわり、オーダーもせず、“凄いですね~!ちょっと見せて頂いてよろしいですか!”と言ってるはなからガン・ガン・ガン見!してました。
しばしのジロジロ舐め見をして、落ち着いて、コーヒーを一服。
また、このコーヒーが本格的でサイホンで一杯一杯たててくれるのです。
マスターの心遣いも優しく、音量を少し上げてくれました。
雰囲気有りますよ!
低音の響き!(ベースとバスドラがドスン・ドスンと)
ブラシの擦れる音!(シャ・シャ・シャ~~シャッ!みたいに)
シンバルレガートの粒の細かいハッキリ鮮明なアタック音!(音と音との間を切れ目なくなめらかにつなげて演奏することでジャズではよくつかわれる奏法です。言葉にすると「チキ・チン・チキ・チン・・・・」と繰り返す4ビートの事です)
しばらく、音に酔いしれているとマスター(またこのマスターがダンディな御方で)が、「どちらから」などと声を掛けてくれるので、調子に乗って、「カクカクジカジカ・・あ~なって・こ~なって・こういうものです」などと説明すると、いろいろと教えてくれました。
有難いです。
最後に、「あの~、そろそろ御いとまするんですが、最後に「ブルートレイン」聴かせてもらってもいいですかぁ~」などと他の御客様が日曜の長閑な茶話を楽しんでる最中、リクエストすると、快くかけてくれました。
また、数え切れない数のレコードから一発でそのレコードを引き抜く手さばきもお見事でした。
年季がはいってます。
壁にコルトレーンの写真が貼ってあったので、「もしかしたらマスターも好きかな?」などと考えた訳ですが、その手さばきを見て、聞くのは野暮だと思いました。
いや~、カッコよかったですよ~!
最高です!
では、毎度のことながら御一緒に
「ジョン・コルトレーンでブルートレインです!」
パラゴンの音には敵いませぬが・・・
このレコード、大学生の時に始めたアルバイト先のキッチンバーのマスターに教えてもらいました。
初めて聴いて、ブッ飛びました!
凄いです!
真夏の夕方、日が暮れる頃に、夜の部開店の準備を終え、冷えたビールを一杯御褒美で、
最高でしょ! このシチュエーション!
コルトレーンを聴きながらのこの一杯!
この日以来、フィリー・ジョー・ジョーンズが大好きなドラマーになりました。
このアルバムのメンバーも豪華ですよね~!
ペットが、リーモーガン!
ピアノが、ケニー・ドリュー!
ベースは御存知、ポール・チェンバース!
もう一枚、マスターが好きでよく聴かせてくれたアルバム
もぉ~、トレーンと言えば・・・・
「バラ―ド」
こちらも、御一緒に
「ジョン・コルトレーンでセイ・イットです!」
色っぽいですね~!
充実した週末でした。
皆さん有難う御座いました!
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