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JBL パラゴン(PARAGON)自作で始まった! 木工 誇大妄想家 のサバイバル日誌//木工や音楽のことなど、あちゃちゃ~!わちゃちゃ~!ぎっちょんちょん!と雄叫びをあげながらの、てんやわんやの日々を綴ります。
2011/12/01 (Thu) 木型完成

 やっとこ木型(雄・雌)が完成。パチパチ!

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 さ~て、いよいよ本番。
 スピーカー本体の部材加工に着手。

 部材の板を水平・垂直に切るなら気も楽だが、とにかくこのパラゴン(PARAGON)、斜めや湾曲や微妙な角度やらで難易度超高。

 先ずは底板。
 実はパラゴンはあんなドデカイ図体(幅2632mm)をしているが、左右2つに分解出来る。
 ついでに言うなら前面の湾曲板(リフレクター)が接続部品の役割をしている。
 そこで左右対称の底板の斜めになった部分をどんな手段で切りだそうか悩む・悩む・悩む。
 いつもの如く、(浮世離れした?) アイデアは沢山あるのだが・・・・実現可能か否か・・・・丸のこ、トリマー、横切り、パネルソー、どれも安泰ではない。
 今日から赴任された先生が早速相談にのってくれる。
 決め手は、左右を対象にするならジグを作って横切りが良いのではと、確かにジグを一旦セットしてしまえば同一な物が2枚作れる。
 切り口も綺麗だし。
 小心者の気持ちを後押ししてくれる。
 この際だからと、実は暖めておいたジグの設計図を見てもらう。

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 “う~ん。理論的には良いでしょう、でも確実にこの通りには行きませんよ”と断言。
 うなだれる。
 “でも切り出したそのサイズで仕上るのが職人だから”と言われ、頭を上げる(職人ではないが)。
 決めた。
 横切り盤用のジグを作ろう。
 明日から。

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2011/12/02 (Fri) なんとか成功

 毎朝だいたい、7時~7時半ぐらいには学校へ登校する。
 始業までの1時間余、静かな実習室での作業、といっても機械は使えないし、製作作業はしてはいけないので、今までは刃物研ぎやらカンナ掛けの練習をしていたが、今はパラゴン製作の各種イメージ・シミュレーション(何だか言い方はカッコいいが、単なる独りよがりの妄想に過ぎない)に当てている。
 今日取り掛かるジグ用にアクリルでつくった角度板を当ててジグの実現性を確かめたり、実際に横切り盤の上に材を乗せて安定感を見たりと早朝より実に濃厚な毎日を送っている。
 がここで前日に夜を徹して考え抜いた案がもろくも崩壊する。
 それも可也の頻度で。
 しかしそれが有るが故に新たな活路が見つかる。
 今日も玉砕でした。
 しかし“おやや!”とひらめき、“案外簡単に行けるかも”と希望の光を見出し授業に突入。
 もう一つのグループ製作の合間を見ながらジグに取り掛かろうと虎視眈眈とチャンスを伺う。
 そんな気持ちを察してくれてかチームの皆が、“自分のやりなさい”と声を掛けてくれる。
 暖かい!感謝! 
 横切りの機械の上で、あ~でもない、こ~でもないとジグの設定を考えていては他のチームから大ヒンシュクをかいかねないので、昼休みに今朝思いついたセッティングをしてみる。
 “もしかしたらイケるかも”。早速昼一番で取り掛かる。
 チームのみんなも手伝ってくれて見事成功!!
 ほんとうにチームのみんなは良い方達ばかりだ。
 感謝・感謝。
 必要な角度と寸法で切断できた。
 あまりの嬉しさに材のクランプと一緒にジグのクランプも外してしまい写真も撮るのを忘れた。
 さすがだ、初心者! 狂喜乱舞して肝心要の記録写真を忘れた。
 たった1辺の切断だったが、この方法は他にも活かせるので収穫大。
 でも思っていたよりもセッティングはデリケートで材が大きいだけにミリ単位の精度を出すのは大変だった。
 それにしても、散々悩んで方法論を考えあぐねた日々が今朝の一瞬で解決するとは、
 「百考は一行にしかず」 とにかく実行!!
  座右の銘に加えておこう。

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2011/12/04 (Sun) ドライバー・ゲット!!

 密かに目を付けていたJBLの中音域スピーカー(ドライバーと言う)の2441をオークションで落札。
 入札67人の激戦の末にゲット!

2441

 先日のフィンランド・バーチの支払いに加え、今回また高額な支払いが発生してしまう。
 ただでさえカツカツで家計が苦しいのに億尾にも出さず、家内からは“おめでとう!良かったね!”のメールが入る。
 2441がこの値段で手に入るとは、なんていい買い物とオーディオマニアは思うだろうが、こちとら事情が事情。
 心遣いと優しさに涙ぐむ。
 すまない気持ちと感謝の思い!成功させるぞ!と誓う! 
 既に現時点で費やした材料費だけでJBLの4319の新品が2本は余裕で買えてしまう。
 凄いプレッシャーだ。
 家内の理解と協力にホントに感謝・感謝・感謝。

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2011/12/05 (Mon) 底板完成!

 朝一から、チームのみんなと先生のご好意と協力のもと、底板切りの作業に掛る。
 複雑怪奇なアイデアのジグも即席定規に姿を変え、斜め切りを行う。
 そして完成!パチパチ

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 次は天坂に掛る。パラゴン(PARAGON)の天坂にはR切りと斜め切りが共存する。
 如何にして切り出そうか。
 悩む!悩む!悩む!脳みそが沸騰して融けてなくなる。
 貧相な考えを持って先生に相談しする。
 勿論、玉砕!
 代償にグッド・アイデアを拝受し天板用のジグを作ることにする。
 R加工は木型の際に一度しているので少々は要領を得ている。
 が、そんなに簡単に出来るものでもない。
 1日掛って何とか欲しいRのジグを切り出す事に成功する。パチパチ!

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2011/12/06 (Tue) 天坂用ジグ完成

 今日も朝一からチームのみんなのご好意と協力のもと、パラゴン(PARAGON)に掛る。
 先ず昨夜調べたジグ用の寸法にそって天坂用ジグ(ルーター用定規)を作る。
 見事完成!パチパチ。

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 次に天坂用の板を切り出す。

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 天坂はR加工や斜め切りが満載でやっつけ甲斐がある(逆にやっつけられないように強がってみた)。
 加工手順を考えて、墨付けをして斜め切りまでやっつけてやろうと息巻いたが、必要な寸法が抜けている!

 あれほど昨夜セロニアスモンクを聞きながら、あ~でもない・こ~でもない・そ~でもない と書き上げた図面なのに。
 完成図面を見て Straight, No chaser!(ストレート、ノー・チェイサ-:水はいらね~・バーボンをストレートでくれ~)とモンク先生のピアノに合わせて調子に乗っていたのだが、あちゃちゃ・わちゃちゃ。

 他の寸法を頼りに実線を引くかと意気込んでみたが、この勇み足が更なる失敗を招く事を危惧し、天坂の斜め切りは保留とする。
 なんせ材が長いので0.5度角度が違っても対辺の寸法精度が泣くに泣けない状況になるだろう。
 リスク回避!と慰める。

 追伸:同級生。といっても人生の大先輩の御仁から、“厳寒な夜や休日は寂しかろ~。何やっと~?”と聞かれ、“常習金欠なんで引きこもってます”と言ったら、ロリンズとモンクのCDを沢山貸してくれた。
 有り難い。感謝!感謝! 
 ロリンズのぐわんぐわん前に出てくる勢いに元気付けられ、モンクのなんとも言えない独特なタイム感に癒され、深夜の学習が苦にならない。
 BLUE MONK(ブルーモンク)はやっぱかっこいい!
 音楽っていいな~。

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2011/12/07 (Wed) 天坂切り出し

 前夜に悩みぬいたアイデアを試すべく、朝張り切って登校する。

 早速、横切り盤に天坂の材をセットして斜め切りが可能か否か確認する。
 天坂の斜め切りは鋸刃を途中で止めなければならないので一工夫必要となる。
 当たり前の事だが、上から鋸刃の切れ具合を見ているだけでは裏側はそれ以上に鋸歯が入って切れ進んでいる。
 更に材の中はそれ以上に切れ進んでいる。
 この当たり前が前以て想定出来ないのが毎回号泣の根源となる。
 たまたま、前日のジグ作製の際にこの失敗(寡黙に男泣き)をしていたので学習できた。
 今回は途中で一旦鋸歯を止め、め~~いいっぱい鋸刃を出して切れ角度を上げて中・裏側への鋸刃の進行を極小にする。

 ムム!何とかなりそうだ(根拠のない素人感覚)。
 材を固定して始業を待つ。

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 始業と同時に切り始める。
 なんだかいい~感じ!!
 天才だ!!
 と自惚れて、今度はR加工に入る。

 先ず、材とジグを固定する直角固定盤を作成する。
 次に材とジグをクランプで締め上げルーターで、ビィ~~ンと切って行く。
 材が24mm厚なのでルーターの刃を徐々に出しながら4段階程で切りだす。

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 またまた、い~~感じ!!秀才だ。
 と思いきや、斜め切りでの鋸刃進入の失敗を発見!
 あちゃちゃ!!

 加えて、リフレクターの挟まる溝幅も少々足りない様子。
 リフレクターは9~10mmの厚さに仕上る予定で、切れた溝幅が10mmなので本当はドン・ピシャ!なのだが、1800mm幅の巨大湾曲板なので、もうちょっと余裕がないと脱着がしづらい。(と考えるのであった!)
 加えて表面に貼る突き板を傷つける可能性もある。(と考えるのであった!)
 
 焦らず、一晩対策を考えよう。
 
 でもなんとなく切り出した天坂にちょっぴり感動!!
 斜め切りの途中で鋸刃を一旦止めたので、少々焦げ跡は気にしないように努める。
 突き板を貼るので全く問題なし!!

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 パラゴン(PARAGON)と同時進行のチームで製作中の下駄箱が完成間近になり、フラッシュ構造の天坂を貼る前に皆でメッセージを書いた。
 この下駄箱はチーム内の御方が発注した物なのでこの様な事が出来る。
 ここ数日はチームの皆さんの好意でパラゴンに掛り切りだったので手伝えずに申し訳ないと思っていたが、呼びに来てくれてメッセージを書き込み、その光景にてウルウル感動してしまう。
 ほんと泣きそうになった。
 みんなでニコニコ、想い出作りと何にも代え難い達成感!!
 なかなか味わえないこの気持ち!!
 特に基本設計をさせて頂いたので実物となって感慨深い!

 この下駄箱は「○氏ご邸宅用 特別お誂え お靴お入れお箱」という立派な名前がついている(小生が命名)
 が誰もこの正式名称では語らない(笑)!

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2011/12/08 (Thu) ツイーター到着

 今日、ツイーター(高音用スピーカー)が届いた。

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 JBLの2402。パラゴンで使かわれていたツイーターは075という型式。
 この2402は075のプロバージョン。
 075と姿形は全く一緒。
 JBLは同じ形でもコンシューマー(家庭用)とプロ用の2種類のシリーズを作っていた(今もかな?詳しい事は解りませぬ)。
 マニアに言わせると、音が違うらしい。そして好みも分かれるらしい。

 2402は1976年~83年頃まで作られていたようで(その後はマグネットがアルニコからフェライトに代わって型番2402H として継続)、今回入手したものも少なくとも30年近く昔の物。
 勿論アルニコマグネットタイプ。

 はたして音は鳴るのでしょうか?
 ここにはオーディオ機器がないので試せない。

 それにしてもこのロケットのような形。
 惚れ惚れします。
 シビれます。

 ところで、学校での作業ですが、昨日の保留作業(リフレクター用の溝幅)を4mm広げることに決め、始業前にセッティングしてやり直す。
 これで安心!!
 と思いきや左右2枚の天坂を重ねるとRの切りこみ長さが異なる。
 一方が8mm短い。
 見なかった事にしよう、
 と言い聞かせるが、
 根が真面目で几帳面なもんで、よっこらしょと重たい天坂を担ぎ上げまたまたルーターで加工。
 あ~~しんど!!
 腰イタ~~!
 で無事終了。

 後、2つR加工の難関が控えている。
 それも各4枚づつ作らなければならないのでルータージグを作って、エイ・ヤ~~と一気に同じものを作ってやる!と策略を練る。
 昨夜から今朝未明に掛けてジグ用の図面を書き上げ、作業に掛る。
 今回もかなり手強い。

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 勿論、思ったように進まない。
 牛歩戦術。
 加工前の木取・墨付けだけでもものすご~~~く時間と手間が掛りそう。
 ホントJBLさん、よくぞ作ったなぁ~!と毎日度々感心・敬服してしまう。
 難し~いよ~~~~~~~~~~~!!!!!

 こんな意気消沈する日(ほぼ毎日だが)は目先を変え違うことすると気晴らしになる。
 そして気持ちがクールダウン出来て障壁突破の糸口が見つかる(ことが稀にあることを切望する)
 いろいろ理由をつけて、今日はパラゴンの今後の部材採寸や作業をするためのウマ(台)を作った。
 疲れた!! 
 がこの作業が発端で白ボンドと黄ボンドの用途の違いを先生から教えてもらった。
 目から鱗。
 さすが白ボン!
 恐るべし奴!


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2011/12/09 (Fri) 文系の弱みと強み

 昨日、敵前逃亡したRジグに取り掛かる。

 先ず、ブーメランみたいな形をしたR。
 これはパラゴン(PARAGON)の全面の底板の部分。

 パラゴンの実物を見たことが無いので、一体全体どんな構造になっているのかさっぱりわからん!!
 怒っていてもしょうがないのでネットで収集した様々な写真を見ると、大きな底板の上にこのブーメラン型の底板が乗っているようだ。
 更に、同じものが天板の下に引付いているようだ。
 ムムム!さては、さては、もう一つのR(非対称なお山型)と組合せるのでは・・・・! 

 ひらめいた!

 パラゴンは外から見える天板と底板以外に、内部にもう一つの天板と底板がある!
 そしてそれがウーハー(低音スピーカー)の音道を形成している。
 つまり音の通るトンネルを外から見える天板と底板で挟んでいる!
 (当ってんのかな~?一抹の疑念を残しつつ)間違いない!!天才だ! 

 当初の計画では、とにかく曲がった板は全部、グゥエ~~~!バキバキ~~~!と悲鳴を上げても一切無視して、力任せにひん曲げて天板と底板にネジとボンドと荒縄(?)でエイ!エイ!と緊縛拷問接着してやろうと企んでいたが、新たな発見だ。
 エセ文系文学少年の見事な推理。
 一晩寝かせてよかった。

 そして本題のジグ加工。
 また自作ルーターコンパスを使ってRの切り出しか、トホホと思っていたが、またまたひらめきました!
 この天才が!

 リフレクターを支えるための湾曲壁ならばリフレクターの厚みを差し引いたR(半径)でいいのでは。
 という事は天坂を作った時のRジグの固定位置を変えれば使えるのでは・・・。

 早速2つの図面を取り出して数値計算してみる。
 本体の奥行きがこれで、リフレクターの厚みがこれで、ジグの寸法がこれで、トリマーのテンプレートが3.5mmで、今から加工する板の寸法がこれで・・・・などなど。
 足したり・引いたり・わめいたり・さんざん考えるもむなしく、ボールペンの試し書きみたいに脳みそが、まっ黒グシャグシャで思考停止。
 ホント暗算が苦手だ。
 さすが文系! 
 絵を書いてもう一度計算して最も自信のある数値で早速仮定でセッティングしてみる。
 さてどうだ? 
 見事合わない!! 
 さすがだ文系! 
 
 落ち着け落ち着け。
 本体は左右2つに分解できる。
 そこには各々側板が存在する。
 これが関係しているはずだ。
 更に詳しく写真をみると側板の外に余計な事に桟が付いているではないか。
 ”なんてこと、しやがるんだ~~!この野郎!”と憤っていても仕方がないので、
 つまり側板1枚分または桟も含めた2枚分を加味した位置にジグを固定すればいいのではないか。
 セッティングしてみる。
 さっきよりもかなりいい感じ! 
 でもドンピシャではない。
 側板1枚なのか・2枚なのか。
 悩んでいてもショウガナイ。
 後々修正が効くように訂正代が多い側板1枚分でセットする。

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 そして切る!

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 お見事!
 図面通りではないが、押さえたい部分の寸法は確保できたので合格!(自分なりに)
 このジグは、特に形状が複雑なので機械での切り出し方法で、まぁ~~~悩んだ!
 特に30mm程の両端からの斜め切り。
 ハサミやカッターナイフなら何てことない形状も、木工機械を使ってとなると、
 無理だ~~~あ~~、コレ!と考えこむ。 

 が、さすが先生!
 “分割して切った材料をくっつければどぉ~”と提案してくれる。
 目から鱗!!ハイいただき!有難う御座います!
 とそのアイデアに飛びついて実現。

 それにしてもJBLさんはどうやって切っていたんだろう。
 今のようにNCルーター(機械制御で自由に材料を切り出すウン千万級の機械:覚えたての単語だから使ってみた、ん~、プロぽい)ならまだしも1950年代の後半に。
 なんか方法が有るんだろうが、ここで検証している時間はない。
 先へ進もう。
 
 次はもう一つのRジグ。
 これは決まったR(半径)ではなく、ひん曲がったお山型なので、これでもか!これでもか!観念せ~~!と言うぐらいに底辺の中心線からの距離を緻密に出し、それで曲線の近似値を出す。
 やばい老眼到来か、と思うぐらい墨付けは難航を極めた。
 先端だけは即席鉛筆ふらふらコンパスで曲線を書く。

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 今回は得意(いつの間にか十八番になっている)の自作ルーターコンパスは使えないので、シコシコシコと糸鋸で粗切りし、ベルトサンダーで整える。

 昔からミシンというやつには相性が悪く、今回の糸鋸もそんな感じ。
 あっち行け~と言うとこっちに来るし。
 こっちに来い!と言うとあっちに行くし!
 その線は越えちゃ~ダメ~~~というと必ず跨ぐし、
 恐るべきストロングあまのじゃく。
 苦労しながらも何とかジグの完成!

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今日の作業時間も残り少なくなってきたので、このジグをつかって部材を4枚切り出して終了!!

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 この曲面のこの辺りに昨日届いたツィーター(JBL2402)が付くのか、とムラムラ想像し、ひとりほくそ笑むのであった!!

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2011/12/10 (Sat) 板厚の苦悩

 今日は土曜日。

 ツイーター(JBL2402)の支払いのため更にヴァージョンアップした節約生活。
 フィンランドバーチにドライバー(JBL2441)と家内には怒梼の無理を強いているので、何とか仕送りの中からツイーター代を捻出しようと、今日も引きこもる。

 もともと美食家ではないので満腹感が得られればノープロブレム!
 “全てはオ~ライ!”と自炊の際に清志朗がよく降臨する。 
 麺!パン!麺!パン!麺!パン・パン!の必殺炭水化物攻め
 パラゴン(PARAGON)のため~なら、エ~ンヤコ~ラ!で頑張るこの2ケ月。

 なので、たっぷり時間が有るのだ。
 今日は本体内部の内寸について検証してみた。
 側板の高さは671mmにしているので、天坂と地板が其々24mmとするならば内寸は(671-24-24)は623mmとなる。
 が・が・が・しかし!、写真を見ると底板が少々浮いていて、底板の下に桟が入っているではないか。
 と言う事は、側板の下部と面一で底板が接合されてないことが明らかで、さらに、天坂と底板の幅を比較すると長さが違う。

 多少は木工家具科の訓練の成果を(偉ぶって)披露しよう。
 天板と側板はどうやら“留め(お互いを45度の切断面で接合)”の継ぎ手が使われているようだ。
 それを加味しても未だ合わない、と言う事は側板に欠き込み(接続する側の材の一部を他の材の幅の分だけ欠き取ること、解りづらい説明でゴメンナサイ)がされているはず。
 板厚が異なると欠き込みの寸法も変わるはず。
 オリジナルのパラゴンも前記したように、初期型と後期型では板厚が異なる。
 となると、その差異は内寸で吸収しているのか?、外寸が初期と後期では異なるのか?、
 写真のパラゴンはどっち???と悩んでいても仕方が無い。
 こっちとら24mm厚なんだから。
 内寸が623mmとすると底板の下に桟が不要になる。
 また欠き込み幅も24mm厚だから変わってくる。
 悩や~~~~むむむむ!!こんな時は無理せず音楽を聞こう。

 と言う事で、今日は先ず憂歌団を聞いた。(〇先生も好きだっていってたなぁ~。お元気ですか~)
 以前にお遊びバンドでコピーをして小生夫婦の結婚披露宴で余興したのでとっても懐かしい!ブラシ(スティックの代わりに扇子の骨みたいに針金が先端についたスティック)に手こずった!手こずった!。
 今みたいにYoutubeがあればもっと容易に理解できたのに。と懐古しつつ聞き入る。
こんなアタシにも夢はあ~る!」、「これでまた~、一から出直し、やり直~し!(何だか月曜日からテーマ曲になりそうだ)」、「ドツボ節:歌詞は聞き流そう!」、「ラ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラン・ラン、パチンコ・パチンコ~~~~!!(やったことないけど)」、「当たれ~~~、宝くじ!(買ってないけど)」、「スローボート to チャイナ:ジャズのスタンダードだが、憂歌団のも最高!」
 いいね!いいね!いいね!と同級生(と言っても人生の大先輩、且つチームの重鎮 〇さんの口癖)の物まねで1人盛り上がる。

 盛り上がっている場合ではない。
 パラゴンの内寸!、

 いかんいかんと流した曲が、RTF(リタン・トゥー・フォーエバー)。
 最初はパラゴンの内寸の再考を試みるが、曲がいけない。
 Captain Senor Mouse(キャプテン・セニョール・マウス)が始まった。
 実は10月にRTFの福岡公演(30年振りの来日)に行ってきた。
 それも学割で(だから行けた、エアロスミスも行きたかったが学割が効かないので諦めた)。
 レニーホワイトスタンリークラーク。勿論チックコリア
 大好きなミュージシャンばっかり。
 2階の舞台袖の席だったので、音響は今3だったが、サイコ~~~。
 スタンリークラークがチックコリアよりも目立っていた。(チックコリア痩せちゃったけど大丈夫かな~?)
 学生冥利に尽きた一夜だった。
 フラッシュバックして、思い出して聞き入る。

 いかんいかん。
 暫く無音でパラゴン内寸に挑む。

 が停滞低気圧が部屋に充満し、たちまち思考が頓挫する。
 こうなりゃ、エ~イと景気づけにストーンズを聞く。

 福岡に来て、何が上達したって、先ず九州弁を沢山覚えた。
 加えてギターのコードを沢山覚えた。(ついでにモップ掛けも上手くなった)
 木工を習いに来ているのに、それ以上に他の事が上達している。
 これでは九州弁の語学留学で終わってしまう!!
 と危惧している。
 ギターもそう。
 今ではなんちゃってキースぐらいは出来ちゃってる感だ(ほんの2・3曲だが)、
 しばしギターで遊んで、さぁ~やるぞ~と気合をいれて昼食のカップ焼きそばを作って食べた。(笑)

 結局、現物の部材(天坂・底板・側板)で月曜日に検証することに判決を下す!
 でもぐずぐずしながらも写真を舐めまわすことで、薄ぼんやり内部構造が見えてきた(気がした)。
 ナルシスト的自惚れ偏り猪突猛進型推理で霧が晴れてきた。
 多分、あ~なって、こ~なって、そーなっている!筈だと、充実した学習休日だとムリムリ結論付けた。

 それにしても、ブルース、クロスオーバー、ロックとジャンルに統一性がないな~。
 でも、どれも好きなので仕方が無い。
 45年も生きてると、そりゃ~いろんな切っ掛けでいろんな音楽に出会う。
 いまだにどうしてもダメなのは、クラシックとヒップホップ、最近の歌謡曲(Jポップと言うのかな?)
 20代まではハードロック青年だったので、フュージョンなんて大バカにして敵意をもって毛嫌いしていたが、ひょんな切っ掛けでがっつりハマりました。
 でもその名残でフュージョンが好きと言えずクロスオーバーが好きと言ってます。
 この辺の話は2・3時間に及ぶのでまたの機会にするとし。
 とにかく、家族と離れて1人暮らす寂しさは音楽を聞いてテンション・モチベーションを上げているこの頃。

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2011/12/11 (Sun) ジグの苦悩

 今日も休日。
 今日の己に課した課題は留め接ぎ(お互いの材料を45度に切って接続する方法)用のジグの考案。

 学校の木工機械は軸傾斜(鋸の刃を傾ける)が出来ない様子だ。
 これが出来れば、仕上りも美しいし、正確だし、苦労しないのだが、折角軸傾斜の機能が付いた機械なのに、何故に歴史的伝統的に禁止なのか?
 何か理由が有るのでしょうが・・・・
 抵抗せずに素直に状況を受け入れ、先生にアイデアも頂き、留め接ぎを実現させるための方法を考える。
 昇降盤、横切り盤、丸のこ、ジグソー、トリマー、を使いなんとかならぬか!とネットを駆使して探すが、情報が潜伏していて見つからぬ。
 框組の留め(額縁の角みたいな感じ)なら様々な方法が紹介され、学校にも留め定規なる救世主が倉庫にいくつもうずくまっているが、こちとら、長さ1,300mm程の長尺物の箱組の留め接ぎとなるので頭が痛い。
 己の博識(薄識?)を痛感する。

 こんな時は、わが書斎(市立図書館を勝手に命名して利用)へいってヒントを探す。
 冷暖房完備なこの場所は酷暑な夏の休日も厳寒な冬の休日も快適に過ごせる。
 図書館なので本もいっぱい(当然だが)あり、心豊かに快適に過ごせる。

 が、此処でも有力な情報を得られず、元気が出るであろう書籍を数冊借りて、次はマーチャンダイジング統括本部・マネージメント戦略会議室(近所のマクドナルドのことです)で、ランチを取りながら1人ブレーンストーミングをする。

 ここも冷暖房完備で、大きなソファーもあり、コーヒーのおかわり出来、愛想のよいスタッフ(マックの従業員のことです。悪しからず)にも恵まれ、リラックッスして物事を考えられる。

 が、今日に至ってはここでもアイデアが浮かばず帰宅して、そら豆茹でて、ビール(もちろん発泡酒)をかっくらって、ふて昼寝する。

  因みに、小生には上記の2つの我流勝手命名公共施設以外にもう一つリビングルームと言ってるものがある。
 それは通学に使う電車なのだ。
 汗だくの暑~~い夏の朝夕、さむ~~い冬の朝夕。
 冷暖房の聞いた車内は、気持ちよか~~の楽園ですたい。
 登校の際は少々早く駅に行き、ホームで発車を待つ車内で快適に(缶)コーヒーブレイクを楽しんでいます。
 朝のちょっとした優雅な時間。

 結局、様々な木工家のホームページを探るが有益な情報が見つからず、脳みそが沸点に近づいてきたので、先生から頂いたアイデアに頼ろう!と他力本願を決め込み課題終了とする。
 ホワイトスネイクゲーリームーアに応援団を託すも元気は出たが良案は出ず。
 コージーパウエル先生もごめんなさい。

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プロフィール

クラッピン ジャム ウッド by 原田        

Author:クラッピン ジャム ウッド by 原田        
JBLのPARAGON(パラゴン)を実寸で自作したのが事の始まり!(笑)、オーディオや家具、車のキャリアなどなど、好きな物だからこそ、こだわって物作りができます。1人でこつこつ木工品を作ってます。手作りの面白さをお伝えします。趣味の音楽や車のことも書いてます。

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