僕は、生まれも育ちも現住所も、愛知県の半田市です。
半田市は、日本地図で言いますと名古屋市の南に突き出た長靴のような形の〝知多半島”のまん中辺りに位置します。
半田市と言えば・・・・ミツカン(食酢のトップメーカー)の本社があります!
・・・・童話〝ごんぎつね”の作者、新美南吉の出身地です。
そして・・・・〝はんだ山車まつり”が有名です。
と、県外や外国の御方に居住地を聞かれるとこの様に説明します。
ほとんどの御方が、「おぉお・・・・・はいはいはい・・」
と大きく顔を縦に振りながら応えてくれますが、本当に解っているかは謎です(笑)
で、本題です…ひさびさに木工の話です!(笑)
実は1ケ月程前に、そのはんだ山車祭りで主役の山車のミニチュア製作のご注文を頂きまして…
そりゃぁ~、生粋の半田市民ですので、とても名誉な事です!
なんせ、小さい頃からバリバリの祭り好きですので…
お祭りに関しちゃぁ~、なんでもドンと来い!…
…というのは真っ赤なウソで、 半田市に40数年住んでいながら全く係わっていなく、引っ込み思案で小心者なので(笑)、どちらかというと〝わぁ~~~~!!”と盛り上がるお祭りに馴染めなく、お祭りの日には朝早くからひっそりと市外へ脱出しておりました(笑)
なので、山車の事は全く解りません!(でした)
でもお話を聞かせてもらうと、とても難しいことは容易に想像できました……
が、しかし、いつもの“ノリ”と“勢い”で、
「面白そうですねぇ~、やりまぁ~~~す!」と熟考することなく速攻で返事をしていました(笑)
そして…今現在!…いつものパターンです
もがいて・よじって・のたうちまわって・転げまわり~~の悶絶拘束ムーンサルトスペシャル脳みそ沸騰で鼻血ブー・ブー・BOO~!!です!
簡単に言いますと、とても苦戦していると言う意味です(笑)
実はゼロからの製作ではないのですが、(その辺りの事や、ここに至る経緯は追々記したいと思います。)
今日から本格的に製作に入りました(チョッと誇張してます:笑)
本当は、図面をキッチリ描いてから製作に入りたかったのですが1ケ月間描いてても解らないところだらけでして、まだ途中までしか描けていませんが、作りながら問題点をクリアしながら進めて行こうと思います(パラゴン自作で取った手段です:笑)
本物の山車はこんな感じです。
1800年代に建造された歴史的建造物です。
全長約6m、最高高約7m、その他は難し過ぎて説明できません(こちらのHPを参考にしてください)
これの1/7サイズを作ります!(予定です:ちょっと弱気)
如何せん、正確な図面がなく、加えて僕が全くお祭りに精通していない。
申し分ない条件が揃ってます!…
もぉ~、無茶苦チャレンジャーですね。
そして、お客様の許可を得まして製作経過をブログで綴ることにしました。
(自分を追い込むためですね(笑))
で1ケ月掛って書き上げた図面です。
まだほんの一部分です、先は長いのです!
山あり、山あり、チョモランマあり、モンブランあり、マッキンリーありで……、まだ3合目付近です(笑)
実はこの3次元図面も模型の製作と同じくらい重要なご注文でして、〝文化保存的な意味合い”とご依頼頂いたので、単なる姿図ではなく部品別に作図して組み立てれるようにしています。
部品が多すぎて、既に訳が解らなくなりつつあります(笑)
で、本日の製作分です!
1日掛って、これだけです
〝檀箱の手高欄”と言います…と本に書いてありました(笑)
その骨組み部分ですが、小さい上に構造が難解すぎてチンプンカンプンでした。
うぅ~~~~~~~・・・・・・手強い!
と言うことで…書き疲れたので強制終了です!(笑)
で、難解と言えば、35歳で夭折したが奇才ベーシストのジャコ・パストリアス (Jaco Pastorius)ですね。
(強引につなげます:笑)
先ず、名前が難解です! パストリアス
そして、フレーズもテクニックも変態的・超絶過ぎて訳が解りません!
比較的聴きやすい大好きな1曲です。(Teen Town)
週末なので、もう1曲!
後半のソロは…難解です(笑)
ではでは、ステキな週末をお過ごしください!
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パラゴン・オーディオコンサート(来年1月6日)
半田のお祭り 山車(ダシ)の模型 | trackback(0) | comment(2) |
昨日は、飲んで・食べて・遊んでしまったので、今日はバリバリ(?)仕事でした!
(注:木工とお祭りにご興味の無い御方は、間違いなくしんどくなるので最後部のYoutubeのエラ・フィッツジェラルドのクリスマスソングだけお聴きください:笑)
(注:お祭りに精通された御方は、〝チィ!しょーもな!と言いたくなるような内容かと思いますが、ご勘弁くださいね:笑)
今回は〝柱隠し”の加工です。
この柱隠しですが、舐めまわす様に見ないと何処にあるか解りません(僕の場合)
読んで字のごとく〝柱を隠す”部品です…(多分)
で、どれくらいの大きさで、どんな形をしているのか、サッパリ解りません(でした)
解らない時は
先ず、ネットで画像を検索しまくります(笑)
それでも解らない時は、半田市立博物館に行きます。
半田市立博物館には山車が展示してありまして、そこでぐるぐるぐるぐる回って観察します。
で、そこにはとてもとても凄い山車のミニチュアも幾つか展示されておりまして、とても参考になります。
……が、とても落ち込みます、名だたる地元の木工に携わる大先輩の方々が作られた模型は、その精巧な作りで精度たるや凄過ぎるのです!
最初は「模型などあったら参考になるのになぁ~」とルンルンとスキップして博物館を訪ねましたが・・・
「ガビィ~~~ン!」で「ガチョ~~~ン!」で気絶しそうになりました(笑)
「エライものに手を出してしまった!…はははははぁ~~あ」でした(笑)
しかし毎回、奈落のどん底に突き落とされても、手掛かりを探しに行くのです!
で、この柱隠し、他の部品に比べれば単純な形なので、長~い長方形をサクサクと切ってぺタっと張り付ければ良い…とはいかないのですね
特に表から見えない個所がある場合、脳みそがケイレンを起こします。
いろんな写真や資料からサイズを割り出して行くのですが、どうしても長さが解りませんでした。
木工は、材料を切ってしまったら〝ハイおしまい!”でやり直しがきかないのです。
特に今回は、実車に従って高級な〝欅(ケヤキ)”で作っているので失敗は許されません
実車を見ても解らなかったので、もぉ~、鼻の穴全開でバフバフ言いながら、写真検索です(笑)
なかなか手掛かりとなる写真が無いんです。
が、しつこい性格が幸いし、この写真で解決です。(やったぁ~、見つけた!てなもんです)
屋根を支える支輪の所までですね!
で、調子乗って他も良く観察すると下の部分に段差が付いてます(あぁ~~見つけちゃった!てなもんです)
でもって、隠した柱とは面で合ってないのです。(あぁ~~見つけちゃった!-Vol2てなもんです)
このような考古学における発掘調査的な地味ィ~~~~~~な作業を以てして
この図面が出来たのでした。
たったこれだけの形を再現するのに何日費やすのでしょうか
実は、この柱隠しを製作するには、避けて通れない課題がありまして、
それは、「檀箱」とか「踊り台」とか「前棚大屋根」とか言われる豪華絢爛な部品が、山車本体の骨組(柱)にどのように接合されてるかなんですね。それらの部品と、柱の間にこの「柱隠し」が挟まっているのです。
もぉ~訳が解らなくて
「わぁ~わぁ~わぁ~~~~~~あああああ~~~!!」と雄叫びを上げ
BONDO&KUGIの荒業でひっ付けようと自暴自棄になりかけましたが、大人なので思いとどまり・・・
お祭りに精通している紳士なO君に、教えてもらいました。
どうやら、「横持送り」という柱で支えているとのことです。
ということは、柱と柱隠しに枘穴を開けなければなりません。
で、またこの「横持送り」の位置を割り出すのに・・・頓挫・挫折・動悸・息切れ三昧の日々でした(笑)
上の図面の小さな穴が、それです。
で、今回の加工分です!(笑)
「柱隠し」を作り「横持送り」と差し込んでみました。
段差も正確に再現しています。
地道~~~~な作業が続きます!
本題4行に対し、マクラを40行程。
柳家小三治ばりの文体です!(笑)…枕話が長い咄家で有名です!
読み疲れたかと思いますので、一服。
いつも元気な〝エラ・フィッツジェラルド”がしっとり歌いあげます。
ガツン!ともう一発!(笑)
≪その1≫
ザ・ローリング・ストーンズのロニー・ウッド(65歳)が金曜日に31歳年下の女性と結婚したそうです。3度目の結婚だそうです!
…別にガツンと来ませんね(笑)
≪その2≫
コージー・パウエルが70年代初めにジェフべックと別れてから在籍した幻のベドラムというバンドの日本盤がリリースされました。

なんとも粘りの有るヘビーなサウンドです。
ドラムも正しくコージーなパターンです。
これは、買わなければ!
もう一曲! 前半にコージーのソロが入ってます!
如何にもコージーですね。
ドロドロドロ・・・・・・・手足で連符コンビは永遠です!
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今は「檀箱」に「前棚大屋根」を取り付ける加工構想に…苦戦しています。
と言うか、完全にフリーズです(笑)
何処がどうなっているのかサッパリ解りません!
先ず、「前棚大屋根」に何がどうなって、こうなって、あ~なってるのか、何を言っているのかも解らなくなります。
で、もってその屋根を支える4本の柱が檀箱の上のおどり台に、どのように接合されているのか解りません。
必殺ネット写真検索をしても、下から撮った写真は多くあるのですが、上からおどり台を狙い撮りした写真が無いのです。
作業場で2日前に完全に動きが止まりました(笑)
夜な夜な目を充血させて必死コキコキ、サイズを割り出したり骨組みを考えたりして、やっとここまでです。
まだまだ、これでは屋根が付きません。
図面に描いた梁の上に「斗組」と呼ばれる複雑な部品がいっぱい付いています。
「斗組」・・・資料にそう書いてありましたが、
「なんじゃぁ~、こりゃぁ・・・・・・!!!!」松田優作の世界ですね(笑)
お客様は、〝・・らしくで良いよ”と言ってくれてましたので呑気に構えてましたが、構造上とても重要な骨組みの一部の様です。
「不可欠な部品だ!」と言う事が解っただけで、部品の形・構成を理解する事が必要なようです。
なので、まだこの部分は、まだノーアイディアです
梁の先に「獅」と「象」の彫り物がついているんでしょうね(差し込んでるのかな?)、この写真で解明です!
うううううううううう・・・・・ぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!
てな年の瀬を過ごしております。
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年末年始を使って「斗栱:ときょう」の仕組みを理解しようと勤勉な毎日を夜な夜な送っておりました(笑)
これをクリアしないと次へ進めないのです。
「斗栱:ときょう」
初めて知りました(今まで斗組とい言ってました)
木造の寺院建築などで、主に柱上に複雑に組み上げて深い軒を支えるしくみのことです。
斗(ます)と肘木(ひじき:栱)とを組み合わせて積み上げて行きます。
様式・年代によって特徴があるのです。
・・・・と書いてありました(笑)
なんとか安易な手段で作れないかと、調べ考え尽くしましたが・・・無理なようでした。
この形状を再現するには、しっかりと仕組みや構造を理解する必要が不可欠なようです。
もぉ~そうなったら、開き直って、調べるほどに歴史を遡り、奈良時代へタイムスリップですよ(笑)
8世紀初頭の日本の神社仏閣の建築様式からですので
で、西暦700年から脈絡と続く伝統技法ですので、・・・語るのは止めときます(笑)
で、何とか基本的な事は理解できました!
大斗(だいと)と言われる土台に肘木(ひじき)が乗り、その上に方斗(ほうと)と巻斗(まきと)と言われる斗(ます)が乗り、またその上に肘木がのり、またその上に・・・
何と言っても再現するのはこの形なんです。
もぉ~パズルです!それも大人用の難しいヤツ!
しかし、年末年始の成果を発揮しようと描きに描き・・・
未だ途中なんですが、なんか腑に落ちないのです。
考えれば考えるほどに
あああああああ・・・・・ああああ・・・・・・あああああ・・・・・・・
ううううううう・・・・・・うううう・・・・・・うううう・・・・・・
ちょっと休憩します!
頭から湯気が出てきました!
このような組手がいっぱいあるのです。
それも組方もサイズも違うんです!
宮大工さんなら、チョチョイのチョイなんでしうが・・・
こちとら、ショートカットの割込組なので、歴史的教養と技術を持ち合せていないのです。
でも、いい勉強になります!
・・・・・強がってます!
気絶しそうです(笑)
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「斗栱」の構造は未だ解らず!
前から見ると「あっ、そうだ!」とにっこり
横から見ると「なるほど、なるほど」とにっこり
前と横のつながりを頭の中で整理すると「●♂○★▼☆●▲♀※?」とガックリ(笑)
友人が教えてくれた資料を図書館で借りてきました。
藁をも掴む思いです!
読み甲斐があります!
・・・・強がってます(笑)
構造の理解を進めつつ、加工の手段も考えて行かなければなりません。
如何せん、「斗」についてはミニチュアで作る場合「コンタクトレンズ」より少々小さいサイズなんです
通常の木工機では作ることが出来ません。
工夫をしてジグを考えたり、専用の加工機を作ったりしなければなりません。
昨日は、温めたアイデアを試すため「斗」専用の加工機を作成してみました。
試し加工をしてみましたが、なんとかイケそうです・・・そんな気がします(笑)
多分数百個単位で作らなければならないので
作り甲斐があります!
・・・・強がってます(笑)
じわじわ前に進んでいる感じです・・・・そんな気がします(笑)
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